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【ストーリー解析】凪のあすから 第12話「優しくなりたい」

2013/12/21 22:49 投稿

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凪のあすから第12話「優しくなりたい」のストーリー解析を行う。漫画未読。→前回 →次回
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■評価
★★★ ストロング


[ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1387508198

■総評
第12話は、告白ラッシュ。ついに光がまなかに、ちさきが光に告白する。要が若干嫌われ役をやらされた感があるが、恋愛模様のひとつの山場であり、ストーリーの強度は高い。前半には灯とあかりの和解もあり、全体的にエモーショナルラインのはっきりした良いストーリーである。
また、近づく冬眠やお船引き(結婚式)、存在感を回復する紡など、ストーリーが動きそうな気配が漂っており、今後も目が離せない。あと、光の先生のモノマネが上手すぎて感心した。

■基本情報
原作 Project-118
監督 篠原俊哉
シリーズ構成 岡田麿里
脚本 岡田麿里
アニメーション制作 P.A.WORKS
->Wikipedia

■登場人物
[主人公たち]
  先島 光(さきしま ひかり) - 花江夏樹
  向井戸 まなか(むかいど まなか) - 花澤香菜
  比良平 ちさき(ひらだいら ちさき) - 茅野愛衣
  伊佐木 要(いさき かなめ) - 逢坂良太
  木原 紡(きはら つむぐ) - 石川界人
[潮留家]
  潮留 美海(しおどめ みうな) - 小松未可子
  先島 あかり(さきしま あかり)- 名塚佳織
[小学生]
  久沼 さゆ(ひさぬま さゆ) - 石原夏織
[先島家]
  先島 灯(さきしま ともる)- 天田益男
[紡の母]
  紡の母 - 木村亜希子

■ドライバー分析
第12話のメインドライバーは4つ。

①灯があかりの結婚を認め、あかりは灯に感謝を伝える(L-L)
②要が焦って光を煽る(E)
③光がまなかに告白するが逃げられる(L-F)
④ちさきが光に告白する(L-L)

また、サブドライバーとして

⑤紡の親との関係の説明(P)
⑥まなかが悩み、それを紡が再び釣り上げる(E-G)

などがある。
第12話の前半は、灯が中心となっている話で、灯とあかりの関係が丸く収まるという内容。結婚式を控えたあかりがちゃんと祝福されるようにするという意図があるように見える。回想も、初めの美海とさゆのやり取りも、灯の優しい側面が強調されており、敵対関係が解消されている。

一方後半は、怒涛の告白ラッシュで、光のまなかへの告白と、ちさきの光への告白が描かれている。大きな流れとしては、光とちさきとの関係を邪魔したい要が起点となり(②)、光の告白(③)、ちさきの告白(④)、悩むまなかの前に再び現れる紡(⑥)という流れになっている。ストーリー展開的には、光の背中を押すために、要が嫌われ役を引き受けたという印象。

今回の話で一応完結したのは、ちさきと光の関係で、ちさきの純粋な恋愛感情は、どちらかというと恋愛ではなく光との信頼関係という形で昇華された(④)。恋愛としてみれば、失恋なのだが、光の対応も良かったのでちさきにとってはやりきった感じだ。

残る問題は、まなかの気持ちの問題で、光に告白されて一杯一杯になったまなかはまだ気持ちの整理がついていない。ただ、旗を振る光に惹かれるなど、まなかは光のことを意識しているのでうまくいく流れではある。ただ、ストーリー展開的には、まなかの初恋の相手、紡との関係が清算されるまで、光とくっつくことはありえない。最後に、まなかが紡に釣り上げられたのはそのストーリーに入ったことを意味している(⑥)。なので、ここからは紡よりのストーリー展開になりそうだ。

■残された伏線

①まなかは紡と光のどっちを選ぶの?
まず、現時点でのまなかは光に大きく傾いている。しかし、冬眠や告白など色々なことが重なりすぎて整理がついていないのがまなかの現状だ。ストーリー展開的には、これからまなかは自分の気持ちを整理していく段階に入っている。今回、ちさきや光が自分の気持ちを伝えたように、まなかも自分の気持ちを伝えるときが近づいている。今後、まなかには、紡への告白と、光への告白というふたつの出来事が待っているだろう。光への告白は、凪のあすからの最後のあたりになるかもしれない。

[まなかに告白する光。まなかは、まだそれを受け入れられない]

②紡はまなかに対し能動的に動くか?
今まで、恋愛感情をほとんど表してこなかった紡。それは今後も同じだろうか?もし、紡がまなかに対して行動を起こせばストーリーは激動するだろう。ストーリー展開的には、どちらの可能性もある。第11話のラストで、第1話のようにまなかを釣り上げた紡。おそらくまなかの相談に乗ることになりそうだが、この後の展開はどうなるだろうか。

[まなかを釣り上げるのに定評のある紡]

③眠り問題と、お船引きの儀式、結婚式はどうなる?
刻々と近づく冬眠とお船引きの日。これで冬眠が回避できるかは分からないが、どうもストーリー展開上、まなかが犠牲になるという可能性もありえそうだ。まだ、話数は半分ほど残っているので、恋愛だけではなく何か重大な事件がおきるかもしれない。これは深読みだが、まなかがある程度気持ちの整理をつけたあと、まなかが何かに巻き込まれ、光がまなかを救うというストーリー展開があると尺が合いそうだ。

[冬眠を待たずして眠る少女]

④紡の家庭には何があった?
紡は母親とあまり話したくないらしい。となると、両親はやはり離婚しているのだろうか。

[母親から荷物を受け取る紡。うかない表情だ]

また、前回に引き続き、

⑤まなかがウミウシに聞いたこととは?
⑥ちさきは要になんと答える?
⑦うろこ様は光たちに何か期待している?

などの伏線が残されている。

■おまけ

今週のベストショットは不審者の灯おじいさんです。

[近づくだけで漂う犯罪臭。悪意があるアングルwwww]

[そして、頬を染める灯おじいさん(誰得である)]

[それを見たマスターも思わずほろり]

■ストーリー詳細

P 空き地でブーケのための花を探す美海とさゆ。
E 美海はあかりには冬眠をすすめたのに光にはすすめない自分は性格悪いという。
G さゆは自分の方が性格悪いと美海を押し倒す。

E そこに灯が現れるが、2人は灯を変質者だと思いぶっ飛ばしてしまう。

G 誤解に気がつき灯に謝る美海とさゆ。
E 美海は灯にあかりと光に冬眠するよう言ってほしいという。
G しかし、灯は美海に冬眠したからといって助かる保証はなく、あかりたちにとっては地上で暮らした方が幸せなのかもしれないという。
P 美海に「おじいさん」と言われ、灯は驚く。

P 学校の要と光。紡とまなかとちさきは衣装探しに街に行っているらしい。
E それを聞いて要は紡に嫉妬する。

L 街。紡とまなかとちさきの3人は衣装を買う。

P その後、紡はちょっと付き合ってほしいと言って、駅前で母親に会う。
L 紡の母は紡と話をしたいらしく、紡を食事にさそう。
F しかし、紡は友達(まなかとちさき)を理由にそれを断る。

L 喫茶店。あかりは灯が地上の危機のことを心配して結婚を反対していたことに気がつけなかったことを謝る。
L 灯は自分でもそうしただろうという。
L あかりは灯に今までの感謝を伝える。
L 灯はその言葉を受け止める。

P 船着場。光や美海たちは、青年団の人にお船引きで振る大きな旗をみせてもらう。
L 青年団の人は光に旗振り役をやってみるかと持ちかける。
L 光はそれを引き受け、ためしに旗を振ってみる。

P 街からの帰りの電車。紡とちさきが話をしている。まなかは寝ている。
P ちさきによると、食事を取っていても、エナが厚くなって冬眠の準備は進んでいるらしい。
P ちさきは、紡の母のことを聞く。
P 紡は、母とあまり話したくないらしい。
L ちさきは、以前紡に当たってしまったことをあやまる。
L 紡は、ちさきの変化に気がつく。

P 電車から降りた後、まなかたちが船着場にやってくる。
L そこでまなかは、雄雄しく旗を振る光を見て驚く。

E 帰り道、海の4人は、眠りについた子供たちが運ばれていく姿を見て驚く。

P その後、4人は廃校を訪れる。
P 身長を測った柱を見つけた4人は今の身長を刻むことに。
L 要とまなかが書くものを探しに行き、光と2人きりになったちさきは光にこの後話したい事があるという。

P 教室で先生のモノマネをしてちさきとまなかを笑わせる光。
E そこで要が突然、光はまなかのことをどう思っているかと質問する。
E 要が、眠ってしまったらもう会えなくなるかもしれないと3人を煽る。
E それを聞いてまなかは泣き出してしまう。

L 光はまなかに告白する。
F ちさきはそれにショックを受ける。

E まなかは「そういうのは分からない」と教室を飛び出していく。
G それを光が追いかけ、ちさきも後を追う。

LE 光を追いかけるちさきだったが、光に追いかけないでと叫んだあと転んでしまう。
G 光は、ちさきの気持ちに気がつき立ち止まる。

L ちさきは光に、今までの正直な気持ちを伝える。
F そして、「まなかのことを好きな光が好きなんだ」「まなかのことを追いかけて」という。
L 光は、ちさきの気持ちを受け止め、「自分もちさきと同じで関係が壊れるのが恐かった」、「言えただけでいいんだ」という。
L ちさきは光のように優しくなりたいという。

P 家に帰ってきたまなか。母がテーブルでうたた寝している。
E 母の「もうすぐ冬眠」という言葉に、まなかは急に恐くなり、いても立ってもいられなくなる。

P 紡の家。勇の代わりに、網をかけに行く。

E まなかは家を飛び出して、当ても無く泳ぎだす。
G 助けを求めたまなかは、旗を振りながらまなかを呼ぶ光の姿を思い出す。

G しかし、その直後、まなかは再び網にかかり、紡の船に引き上げられるのだった。

(つづく)

次回に続く。

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