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【ストーリー解析】凪のあすから 第11話「変わりゆくとき」

2013/12/14 21:32 投稿

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凪のあすから第11話「変わりゆくとき」のストーリー解析を行う。漫画未読。→前回 →次回
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■評価
★★ スタンダード


[ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1386836877

■総評
第11話は、冬眠というタイムリミットが迫る中、各登場人物が変わろうとしていく様子を描く。ストーリー自体は浮き沈みが少なく淡々とした内容で、各シーンの強度もそんなに高くない。シリーズ全体から見れば、しばらく続いたクライマックスのはっきりしたストーリーから外れた休憩回という感じか。少し描写が散発的なので、もう少し主旋律をはっきりさせた方が良かったかもしれない。あと、要が全力でスルーされてるのがちょっと可哀想だったりする。

■基本情報
原作 Project-118
監督 篠原俊哉
シリーズ構成 岡田麿里
脚本 吉野弘幸
アニメーション制作 P.A.WORKS
->Wikipedia

■登場人物
[主人公たち]
  先島 光(さきしま ひかり) - 花江夏樹
  向井戸 まなか(むかいど まなか) - 花澤香菜
  比良平 ちさき(ひらだいら ちさき) - 茅野愛衣
  伊佐木 要(いさき かなめ) - 逢坂良太
  木原 紡(きはら つむぐ) - 石川界人
[潮留家]
  潮留 至(しおどめ いたる)- 間島淳司
  潮留 美海(しおどめ みうな) - 小松未可子
  先島 あかり(さきしま あかり)- 名塚佳織
[小学生]
  久沼 さゆ(ひさぬま さゆ) - 石原夏織
[神社関係者]
  うろこ様 - 鳥海浩輔
  先島 灯(さきしま ともる)- 天田益男

■ドライバー分析
第11話のメインドライバーは3つ。

①寒冷化問題に際して、あかりや陸の人々がお船引きに協力をはじめる(P=E-G)
②美海があかりを心配するが、あかりが共に生きる決意を示す(F-L)

また、サブドライバーとして、

③光、まなか、要が変わろうとしている様子の説明(P)
④ちさきが変化を受け入れ、光に告白することを決意する(L)

などがある。
第11話は、情動的な盛り上がりが少なく淡々とした内容。一応、寒冷化の危機とそれに対抗するためのお船引き(①)という構図があるが、今のところ、寒冷化の原因や、お船引きの効果が不明のため、単なる説明的な側面が強い。

どちらかというと重要なのは、寒冷化や冬眠がもたらすタイムリミットであり、それが各登場人物の原動力になっている。
例えば、美海はあかりを心配し(②)、あかり、光、まなかたちはお船引きを成功させようと行動を起こし、要はちさきに告白するに至った(③)。その変化の波は、ラストシーンで、一番変化を避けていたちさきにまで拡がっており(④)、数話にわたって温められてきたちさきの告白へのお膳立てとなっている。まさに、タイトルどおり「変わりゆくとき」だといえる。

ただ、一つ一つの描写が散発的で、中心的に描かれる人物がいないのが第11話のネックかもしれない。どうしても一つ一つの心理描写のウェイトが低くなってしまい、セリフが軽く聞こえてしまう。
また、光が自信満々でうろこ様に報告にいってしょげるあたりも、無駄にストーリーを複雑にしている感じがする。もう少し、全体のエモーショナルラインを接続した方がよかったかもしれない。
例えば、ちさきの目線で描くという手段もあっただろう。

■残された伏線

①冬眠問題と、お船引きの儀式はどうなる?
陸の住人が協力することになり、規模が拡大したお船引き。さらに、あかりがおじょし様をやるということも決まり、お船引きは儀式としての完成度を高めている。ストーリー展開的には、それによって冬眠問題が解決するという可能性と、冬眠してその後の話になるという可能性がありそうだ。どちらにせよ、お船引きが無事終わるとは思えず、あかりが何らかの事故に巻き込まれる可能性は高い。もし、前者であれば、海神様の超常的な力が作用しあかりが助かるということもありえるか。
話数がまだ結構残っているので、今後の展開には期待が持てる。

[同時にやることになった結婚式。ひと波乱ありそうだ]

②ちさきは光に告白する?
ラストシーンで光に告白することを決意したちさき。しかし、ちさきは光がまなかのことを好きなことをよく知っているので、これは気持ちを整理するための告白ということになるだろう。光はちさきに告白されても、その気持ちには応えられない。寧ろ、要に告白されて触発されたちさきのように、光はまなかに告白するのかもしれない。だとすれば、すごい玉突き告白ということになる。

[光に告白することを決意するちさき]

③光はまなかに告白する?
今回、お船引き計画を通して、光は抱きしめ事件後、はじめてまなかとまともに会話したようだ。光とまなかの会話シーンをみると、光はまなかに告白しようとしたが、抱きしめて拒否されたことを思い出して、告白を思いとどまったように見える。しかし、これは微妙なバランスであり、少し後押しをすれば光はまなかに告白することになるだろう。
ただ、紡に対する気持ちが整理されていない現段階では、まなかがそれを受け入れることはできない。ストーリー展開的には、その後まなかが紡に告白し、気持ちに整理をつけてから光とゴールインという道筋もあるかもしれない。

[違和感のある謎エフェクト。光ルート確定?]

④まなかは光のことをどう思っている?
第11話のまなかの態度をみていると、まなかは光に対してまんざらでもない様子だ。もし、まなかがウミウシからポジティブなフィードバックを受けているとすれば、まなかは光のことを受け入れ始めているのかもしれない。ただ、それを性急に決めたくないというという気持ちは働いているだろうし、紡に対する気持ちも残っているだろう。今後は、まなかの気持ちの整理というのが焦点になってくるかもしれない。

⑤空気化する紡の役割は?
ここ数話の間、あまり目立った動きのない紡。しかし、光の恋敵である紡がこのままフェードアウトするはずもなく、冬眠問題の佳境、またはその後に紡を中心としたエピソードがありそうな気がする。運命は一旦紡に味方することになるだろう。
ただ、今のところ紡は泥臭く恋敵を演じるようなキャラクターには描かれておらず、まなかから紡への片思いで終わる可能性もある。

[最近、蚊帳の外という感じの紡。しかし、このまま終わる男ではあるまい]

また、前回に引き続き、

⑥まなかがウミウシに聞いたこととは?
⑦ちさきは要になんと答える?
⑧うろこ様は光たちに何か期待している?
⑨紡の家庭には何があった?
⑩まなかは紡と光のどっちを選ぶの?

などの伏線が残されている。

■おまけ

今週のベストショットは何かあった感が出まくってる光とまなかです。
<してねーし
[まなか<ひーくんにエッチなことされました。]

[そして、涙の量が半端無い美海ちゃん。多すぎるwwww]

■ストーリー詳細

L(前回回想)要がちさきに告白する。

P 要は、告白はささやかな抵抗のようなもので答えが欲しいわけではないという。

P 海の村には雪が降り積もり、村人は冬眠の準備を始めていた。
P うろこ様によると、丁度お船引きの日のあたりに眠ることになるらしい。

P 潮留家。あかりの体調を気遣う至。
L あかりは至に婚姻届を差し出す。
L 至はそれを受け取る。
L 至はあかりにきちんと式を挙げようともちかける。

P 教室。海の4人は先生の薦めで水場で厚くなったエナに水分を補給する。
P 4人は冬眠について話をする。

P そこに、紡がやってきて給食をどうするか聞く。
G 光は、給食を食べるという。まなかもそれに賛成する。

L 光はまなかに何か言おうとするが思いとどまる。

P サヤマート。美海とさゆが、壁にガム文字を書いている。
L 美海とさゆはあかりに「どっかいけ」と言って立ち去る。
L しかし、あかりは覚悟を決めているようだ。

P そこに、漁協の青年部の若者がやってきて、あかりに「光に頼みがある」という。

P 漁協。光は、漁協の人たちにお船引きに協力させてほしいと持ちかけられる。

E 光はうろこ様にお船引きのことについて報告する。しかし、うろこ様は何もしようとしない。
G 光はうろこ様に頭を下げて頼むが、うろこ様は自分には陸をどうこうできるわけではないという。
E うろこ様は、お船引きには何の力もないという。

G 砂浜。あかりは光に考えていたことがあるという。

G あかりはお船引きの関係者を集めて、「(故事になぞらえて)お船引きといっしょに自分たちの結婚式をやりたい」という。
G みんなはそれに賛同する。

P それから、多くの人たちがお船引きに計画に関わるようになっていった。

L その後、ちさきは、あかりや光、まなか、要たちが変わろうとしていることに影響され、光に告白することを決める。

(つづく)

次回に続く。

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