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【ストーリー解析】京騒戯画 第8話「あっちとこっちでもめる話」

2013/12/07 22:05 投稿

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京騒戯画第8話「あっちとこっちでもめる話」のストーリー解析を行う。第一弾(全一話)、第二弾(全五話)共に未視聴。→前回 →次回
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■評価
★ コンプレックス


[ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1386312528

■総評
第8話は、鏡都崩壊に際し宮司たちとコトたちがもめる話。また、崩壊の責任を感じるコトの姿も描く。残念ながら、非常に散漫なストーリーで、エモーショナルラインも説明も中途半端。すべてを理解した上で見返せば納得できるのかもしれないが、初見ではあまりにも情報が不足している。説明回ではあるのだが、今ひとつ核心に近づけていない印象。キャラクターの行動や説明についていけない。

■基本情報
原作 東堂いづみ
監督 松本理恵
シリーズ構成 東堂いづみ、松本理恵
脚本 やまもとみちよ、松本理恵、東堂いづみ
アニメーション制作 東映アニメーション
->Wikipedia

■登場人物
[主人公]
  コト - 釘宮理恵(くぎゅ)
[式神]
  阿(ね)- 日髙のり子
  吽(こ)- 白石涼子
[子供たち]
  明恵(みょうえ) - 鈴村健一
  鞍馬(くらま) - 中原茂
  八瀬(やせ) - 喜多村英梨
[両親]
  稲荷(いなり) - 石田彰
  古都(こと) - 久川綾
[鞍馬寺の面々]
  ショーコ - 斎藤千和
  伏見(ふしみ) - 竹本英史
[神社]
  宮司(ぐうじ) - 矢尾一樹
  側近 - 中山恵梨香
[鏡都の住人]
  彼女さん - 斎藤千和
  社の少女 - 洲崎綾

■ドライバー分析
第8話のメインドライバーは2つ。

①崩壊状況の描写(P)
②崩壊する鏡都を巡り、宮司たちとコトたちが対立する(E-G)

また、サブドライバーとして、

③鏡都、コト、稲荷、古都についての説明(P)
④彼女さんがコトを立ち直らせる(E-G)
⑤明恵がコトを立ち直らせる(E-G)
⑥八瀬の記憶がなくなる(E)

などがある。
一応のメインストーリーは、稲荷の作った鏡都に気がついた宮司たちが鏡都を訪れ、コトや稲荷たちと対立するというストーリーである(②)。また、責任を感じるコトを彼女さんや明恵が立ち直らせるというというストーリーもある(④、⑤)。
全体的に、要領を得ない説明が多く、何が起こっているのか分かりにくい。何となくコトたちが反抗している雰囲気は伝わってくるが、稲荷がいいやつなのか悪いやつなのかも分からないし、これから何がどうなるのかも分からない。
また、前回同様コトの心理描写についても二転三転し、感情移入しにくい。彼女さんがコトを立ち直らせる展開をやめて、立ち直りをラスト1回にした方がシンプルで分かりやすかっただろう。
さらに、八瀬の記憶が無くなる件は完全に浮いている。

■残された伏線

①鏡都が崩壊するとどうなる?
宮司によれば、鏡都は稲荷が密かに作った13番目の平行軸なのだと言う。そして鏡都を崩壊させなければ、残りの12の平行軸に被害が拡大するらしい。
文脈からすると、鏡都の崩壊は本質的に防ぐことが出来ず、鏡都を犠牲にして、他の平行軸を救うほか無いということだろうか。
しかし、なぜ鏡都は崩壊するのだろうか。直接的には特別な力を持ったコトが強制介入したことだが、古都は数百年前から夢でその崩壊を予知しており、何かもっと本質的な因縁があるのかもしれない。

[中央の黒い珠が鏡都?]

②“観察者”の役割とは?
宮司は稲荷を“観察者”と呼ぶ。そして、観察者は人ではないとも。観察者というからには何かを観察する役目なのだろうが、それは何だろうか。
宮司は稲荷が任務を放棄して、稲荷がままごと(家族を作ること)を始めたと言っているので、稲荷が“観察者”であったのは物語の最初からかもしれない。だとすると、観察対象は単に平行軸だろうか。

③宮司の言う反省とは?
最初のシーンで、宮司は「反省が無くていかんな、我々は」と言っている。この発言からは、鏡都の崩壊のような事件が、神社にとって初めてではないことが読み取れる。深読みすると、これは稲荷と古都が鏡都を脱出した際のひと悶着を指しているのかもしれない。
だとすると、そのとき稲荷の危険性に気がついておきながら、放置したのはまずかったというような意味だと考えられる。

④八瀬の記憶はなぜ消えた?
突然、記憶が消えた八瀬。稲荷の口ぶりからすると、それを引き起こしたのはコトの能力の一部らしい。しかし、八瀬の記憶が消えて良いことなどあるだろうか?この現象がどのようなストーリー展開につながるのかは謎である。

⑤コトの能力とは?
コトが非常に特別な存在であることは再三語られるが、その能力はまだ良く分かっていない。八瀬の記憶に作用したり、鏡都に強制介入できたり、古都から能力を受け継いだりしているらしいが、今のところまとまりがない。ストーリー展開上は、世界の崩壊を止めるなど何らかの解決的な能力が備わっているのではないかと考えられる。

また、前回から引き続き、

⑥コトの近くに現れるアサガオは何?
⑦稲荷が捉われている夢とは?
⑧神社はなぜ稲荷を恐れるのか?
⑨古都と稲荷はなぜ離れ離れに?
⑩なぜ人間の姿の古都と、黒い兎の姿の古都が存在するのか?
⑪薬師丸が受けた術式はどういう意味があるのか?
⑫明恵はどうやったら死ねる?
⑬明恵上人を預けるとはどういうことか?
⑭拾い子である明恵と稲荷がなぜ似るのか?
⑮稲荷が明恵上人を預けなければならなかった理由とは?
⑯コトはどうやって人形を手にいれたのか?
⑰鏡都に行くための鏡は何?
⑱伏見はどういう立場なのか?
⑲コトが受けた検査とは?
⑳コトや稲荷と神社の関係は?
(21)稲荷はなぜ子供の姿なのか?
(22)眼仏母像の言う明恵上人の歪みとは?

などの伏線が残されている。

■おまけ

今週のベストショットは懐かしのGAMEGIRLです。

[初代、GAMEGIRL。持ってた持ってた。GAME……、ん?]

■ストーリー概要

P 神社。宮司が動き出したようだ。

E 崩壊していく鏡都。明恵や古都が稲荷に詰め寄る。
P コトは鏡都崩壊の責任を感じているようだ。

E 寺で目覚めた八瀬の様子がおかしい。

E 鏡都には避難する人たちがあふれており、鞍馬寺の面々は対応に追われている。

E 明恵が社の少女のところに様子を見に行く。しかし、少女の様子がおかしい。

P コトと式神たちが、人ごみの中を歩いている。
E 阿吽(ねこ)が全部コトのせいだと言い出し、阿吽(あうん)と言い争いになる。

E そこに怪我をした明恵の彼女さんが通りかかる。

G コトが彼女さんに一件について謝るが、彼女さんは逆にコトのことを気遣う。

P 櫓の上の神社。古都が稲荷に怒っている。
P 稲荷が煮え切らない様子なので、鞍馬が稲荷に「そろそろ語るべき時ではないか」という。
P そこに、ショーコからの通信が入る。
E どうも、八瀬の記憶がなくなったようだ。

G コトは気持ちを持ち直し、彼女さんに「何とかする」と約束する。

E その直後、宮司と桂が鏡都にやってくる。

E 宮司たちは櫓の下で稲荷たちと対峙する。そこにコトも駆けつける。
E 宮司は鏡都をこのまま崩壊させるという。
G しかし、コトはそれを受け入れられない。

P 宮司によれば、鏡都は稲荷が作った13番目のあってはならない平衡軸なのだという。
P また、宮司は稲荷を“観察者”と呼ぶ。

G 稲荷は、自らの責任と知りつつも、その決定に従えないことを表明する。

E そこで、桂が阿吽たちを操り、稲荷に攻撃をしかける。
E 攻撃の最中、間に入った古都が倒れる。

P 宮司によれば、古都はコトが生まれた際に、その能力の大部分をコトに渡しており、現在は聖域でしか生きられないのだと言う。

E コトは自分のせいで古都が苦しんでいるのだとショックを受ける。
GE 稲荷や古都がそうではないと必死になるが、式神たちの攻撃で声が伝わらない。

G そこで明恵が、コトに頭突きや腹パンをかましてコトを引き戻す。
G それによって、コトが気持ちを持ち直す。

G コトは宮司に対して、鏡都や古都を助けてくれないと平行軸全部ぶっこわしてやると宣言する。

(つづく)

次回に続く

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