ゴールデンタイム第1話「スプリングタイム」のストーリー解析行う。原作は未読。→次回
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■評価
★★ ウィーク
[ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1381213043
■総評
よくある大学の新入生の様子を描いた第1話。日常的すぎて若干ぴんとこない。万里は新しく出会った女子学生に頬を染めるだけで、いまいち行動力がない。各登場人物の紹介が単なる紹介に留まっており、重大なことも起きないので、全体としてインパクトにかける。
■基本情報
原作 - 竹宮ゆゆこ
監督 - 今千秋
シリーズ構成 - 志茂文彦
脚本 - 志茂文彦
アニメーション制作 - J.C.STAFF
->Wikipedia
■登場人物
多田 万里(ただ ばんり) - 古川慎
柳澤 光央(やなぎさわ みつお) - 石川界人
加賀 香子(かが こうこ) - 堀江由衣
岡 千波(おか ちなみ) - 木戸衣吹
林田 奈々(はやしだ なな)愛称リンダ - 茅野愛衣
■ドライバー分析
メインドライバーはすべて紹介にすぎない。
①多田が他の登場人物と知り合う(P)
②柳沢が香子に追い掛け回される(EまたはLまたはP)
ストーリーはほぼ動かない。恋愛もののはずなので、多田が香子、千波、林田と出会うということは進展といえば進展だが、「昔々あるところにお爺さんとおばあさんが……」というのとさほど変わらない。柳沢が香子に追い掛け回されているのも、解決すべき問題というよりは日常として描かれているように見える。唯一、ストーリーが動くのは最後の主人公の事故を連想させるシーンだけである。
③主人公が事故にあう(E)。
このシーンは回想なのか、その日の夜のことなのか分からない。今後ストーリーに影響してくるだろう。
■残された伏線
①メインヒロインは香子?
主人公は恋がしたいと名言しているので、香子、千波、林田と恋愛フラグが立っている。作品の演出から言ってメインヒロインは香子であるが、香子は柳沢が好きなのでそれがどう変わっていくのかが今後のポイントになる。この構図どこかで……、手乗りタイガー……、北村君……、うっ、頭が。
②最後のシーンは回想?
最後のバイクが突っ込んでくるシーンは回想だろうか。その前のシーンで病院からの着信を確認していたことと、次回予告でピンピンしていた事を考えると、おそらく回想シーンだろう。
③次回のタイトルは「ロンリーガール」
ロンリーガールというのは香子のことだろうか。寂しげな香子が電車のホームにいるカットがあったのでその可能性は高い。となると、一見押すだけの香子が弱さを見せる回になるのかもしれない。
■ストーリー詳細
E 春から東京の大学に通うことになった多田万里は、東京に慣れておらず入学式でいきなり遅刻してしまう。
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EG 大学への道も分からない万里は、とりあえず道を知っていそうな女子学生についていくことにする。
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E しかし、途中で寄ったコンビニで、女子学生を見失ってしまう。
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G そこでたまたま似たような境遇の柳沢に出会う。
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P 多田と柳沢は打ち解ける。柳沢は女性関係でもめて、今の大学を選んだらしい。
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E(L)そこに、突然バラの花束を持った香子が現れ、柳沢の顔をぶったたく。
| 多田は容姿端麗な香子に見とれる。
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P その後二人は大学のオリエンテーションに出席する。
| 柳沢によると、香子は完璧な人生プランを実現するために柳沢を振り回しているらしい。
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E そこに、再び香子が現れ、同じ大学に入学したことが発覚する。
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G 柳沢はあせってその場を脱出するが、それを香子が追いかけていく。
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E そのとき、柳沢はオリエンテーション資料を落としていってしまう。
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G 多田がそれを拾っていると、同じく新入生の千波が拾うのを手伝ってくれる。
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P 千波と分かれた後、多田は外で大量のサークル勧誘に巻き込まれる。
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EG あまりの激しさに転んでしまった多田だったが、そこで出会ったお祭り研究会の林田が手当てしてくれる。
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L 先輩の林田に見とれてしまった多田は、口紅がきれいだと林田をほめる。
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L 林田は投げキッスで返す。
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L 多田は大学で恋したいらしい。
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E 夕方、多田は大学の外で柳沢を待ち伏せする香子と出会う。
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E そこにたまたま柳沢から電話があり、柳沢は香子に居場所を感ずかれてしまう。
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L 多田は携帯を返されたときに手を触られてキュンとくる。
| 香子は柳沢を追って立ち去る。
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P 多田は返された自分の携帯の病院からの着信履歴を見て微妙な表情をする。
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E (回想?)ある夜、待ち合わせをしている多田に原付バイクが突っ込んでくる。
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(つづく)
次回に続く
→次回
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