これからの漫画の描き方の話をしよう〜脚本〜
こんにちは、大井昌和です。
これを読んでる学生さんはそろそろ夏休みの宿題に追われる日がはじまっているのではないでしょうかね。
社会に出ると宿題の提出期限などは、納期に比べれば何でも無いことがわかるので安心してだらだらしてください。
そんな中スタジオひまわりは起動帝国オービタリア(月刊アワーズ)の締め切りの真っ最中。
スタッフが仕上げをするのを横目に、会員の皆様向けに僕は記事を書いています^^
さて今回は「これからの漫画の描き方の話をしよう」シリーズ第三回です。
このシリーズは僕がデビュー前に知りたかったことを思い出して、その答えを10数年後の僕が書くという形になってます。
しかし年を取るとあの頃何に悩んでいたかを思い出すのが大変で・・・。脳がヤバい。
そこで今回思い出したのは「脚本」もしくは「お話」についてです。
日頃僕はことあるごとに、「脚本なんか二の次」「お話なんかべつにどうとでもなる」と口癖のように言っているのに、すわ脚本について語るとは何事か?とお思いになるやも知れません。
何を隠そう、僕はデビュー前は漫画は「お話」=「脚本」だと勘違いしていたからですね。
まあ今考えると、キャラクターを考えるというのはイコール自分の性癖や好み、趣味などのプライベートが反映され、そこに直感的に恥を感じていたのでしょう。
また世界観を考える=設定を作る、と勘違いしていたと思います。
というわけで恥もかかない、面倒なことも無い、脚本を作ろうという方向に逃げていた訳だと思います。
(10数年経つと自分の恥も語るのが恥ずかしくない!)
ではまたわざわざ脚本なんかどうでもいい、と語るのか?
そうではありません。
今回は若かった自分へのフォローも含めて、「脚本」の効用について語って行きたいと思うのです。
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