本田圭佑という哲学 フットボールサミット第8回 話題のサッカー本レビュー
「本田圭佑という哲学」は本田選手周辺の人々に取材し、本田選手の実像に迫ろうとしています。
本書の中で興味を引いたところを書いていきます。
「日本代表チームメイトが語る本田と言う存在」の記事の中で
栗原勇蔵は本田を中心に長友、岡崎、内田、吉田と同年代が切磋琢磨することで相乗的にレベルアップしていると語っています。
槙野智章も海外移籍は意識していたが、本田の一言で背中を押されたと言う。また、長友、香川、内田らも自信をつけ、急成長していったのにも刺激を受けたと言う。
欧州トップレベルでプレーする本田が真っ先に進化し続けることでサッカー日本代表の底上げになっている。
後輩にも声をかけ、引き上げようとする姿勢は孤高の天才、中田英寿との違いでしょう。
また。森哲也の記事「本田圭佑が子どもたちに伝えたいこと」では
本田の子供に対する想いがうかがえます。
本田監修のサッカースクールは、名前貸しではなく、練習メニューなどまで本田の意見が積極的に取り入れられているそうです。
また、年会費や入会金などの費用も本田の一存でとっておらず、スクールではなく子供の立場にたった方針をつらぬくなど、本田の子供、日本サッカーに対する想いがこめられているのではないでしょうか。
自身のプレーだけでない業界や日本に対する視野の広さ、深さを本田は持っているのでしょうね。
また、「岡田武史と本田圭佑の邂逅」の中では、岡田監督の本田に対する期待も描かれています。
運動量の多くはなかった若い時代の本田のことをチェックをしていた岡田監督でしたが、本田が選手として成長していく過程を追い続けていたそうです。
そしてこう言ったといいます。
「ヒデの成長が、フランスW杯に出たチームを引き上げてくれた。今度のW杯は、本田の成長が日本のレベルを引き上げることになるかもしれない」と
それが現実となり、グループリーグ敗戦が予想されていたチームがベスト16まで勝ち上がりました。
また、本田選手の意識の高さをうかがわせるエピソードとしては、五輪代表の若いころから野菜をしっかりと食べ、油をいっさい取らないなど、自己管理をしっかりしていたそうです。
そのころのチームの中心は梶山選手でしたが、くさらずに自分のできることをひとつひとつ積み上げ、地位を築いていったようです。
また、本田選手の才能が覚醒したのが北京オリンピックの惨敗、オランダでの2部落ちです。
ここで、得点を決める重要性を痛いほど味わい、本来のパサーから得点能力の高い選手に生まれ変わったそうです。
それを支えてきたのが強いフィジカルとメンタリティーです。
フィジカルとメンタリティーの強さの秘密は
「本田の男は骨で戦う」本田大三郎著の書いています。
実は、本田選手はある意味サラブレッドだったのです。
続きは明日アップします!
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・サッカー日本代表をつくった言葉
・本田・長友・内田・ヒデ編
・見せかけだけのエゴイスト 本田圭佑
・裸の王様からキングへ 三浦知良
・度を超えた成り上がり 中田英寿
・ただのイケメン 内田篤人
・ホンダを超えた長友佑都
・史上初!選手兼監督で優勝 遠藤保人
その他時事ネタ
著者プロフィール
1976年神戸市生まれ 明治大学農学部卒業後、2009年にチャンスメディア株式会社設立。
代表取締役社長に就任。
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話題のサッカー本レビューの紹介です!
サッカー日本代表パロディ、
メンバー選抜・勝利・遠征編や
北斗の拳 ガンダム編 エヴァンデリオン編 キン肉マン編
も今後アップします!