長友佑都を成功させた言葉①　「僕はいま、過激なバカになっている」

「僕はいま、究極のポジティブマンになっていると自負している」

「あきらめて０にするのか、目指して１０パーセントにするのかでは、全く違うと思います」

「もうはっきり言ってありますからね。僕の夢は君みたいになることだって」

「自分の技術や能力を１にするか１００にするかはメンタル次第で変わる」

「悪い時こそ、心を見つめ直して、何が原因なのかを自分で問い正していく」

「いや、メンタル弱いですよ、僕は。ただ、その弱みを知っているところが僕の強みだと思っているので」

「僕はいま、過激なバカになっている」

「まずは人を好きになる。相手の良いところを見つける。それをきっかけで、相手は心を開いてくれるんだと思います」

「とにかくいっぱい笑うこと」

「身長が低いというデメリットがあったからこそ、プロになれた」

「自分は天才じゃない。だから、努力するしかないんです」

「たいした才能もない自分から努力をとったら何も残らない」

「特別なことは何もしていません。自分自身を極限まで追い込むこと、それだけを考えていました」

これらは、長友佑都の言葉だ。上昇思考とメンタルと努力が長友の短期間での成功ストーリーを支えているのがわかる。大学２年までまったくの無名だった長友が５年足らずでオリンピック、ワールドカップ出場、イタリアトップクラブ、インテルのレギュラーになったのは、欠点を克服する地道な努力を続けたからだ。

長友の言動はピーター・ドラッカーの言葉と呼応するものが多い。

ドラッカーは、２００５年に亡くなるまで、数多くの企業経営に関する著作を生み出してきた現代経営学、マネジメントの巨匠と呼ばれる稀代の経営学者だ。

長友の言動と呼応するのが以下の言葉だ。

「起業家的なシステムは生き残るためにはもたざるをえない」

「成功する起業家は女神の口づけを待たない。働く」

「問題は技術ではない。ものの考え方である」

「自らの強みを知り、それをいかに強化するかを知り、かつ自らできないことを知ることが継続学習の鍵である」

「専門化した知識は単独でも何も生み出さない」

「組織は信頼によって成立し、信頼はコミュニケーションと相互理解によって成立する」

「欠けているものは何かを考えなければならない」

「神々が見ている」などだ。

「起業家的なシステムは生き残るためにはもたざるをえない」は、組織が存続するための絶対に必要な仕組みについて説明している。

「成功する起業家は女神の口づけを待たない。働く」は、成功に欠かせないイノベーションを起こす七つのきっかけについてだ。

「問題は技術ではない。ものの考え方である」は、市場を意識するのか、コストを意識するのか、考え方次第で時流から取り残されることをしめしている。

「自らの強みを知り、それをいかに強化するかを知り、かつ自らできないことを知ることが継続学習の鍵である」は、成果をあげるために最も重要な自らの強みを生かす方法についてだ。

「専門化した知識は単独でも何も生み出さない」は、現代社会での成功は個人と組織のベクトルを合わすことでのみ達成されると言っている。

「組織は信頼によって成立し、信頼はコミュニケーションと相互理解によって成立する」は、コミュニケーションと相互理解による信頼がなければ組織での成功は果たせないことを説明している。

「欠けているものは何かを考えなければならない」は、イノベーションを成功させる小さな変化、欠落の発見の重要性をあらわしている。

「神々が見ている」は、完全の追求についてだ。

これらが、ビジネスの本質をするどく言い表したドラッカーの言葉だ。

次項以降で長友を成功に導いた言動をドラッカーの言葉を用いて解説してく。

パート２に続く

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・サッカー日本代表をつくった言葉
・本田・長友・内田・ヒデ編
・見せかけだけのエゴイスト　本田圭佑
・裸の王様からキングへ　三浦知良
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・ホンダを超えた長友佑都
・史上初！選手兼監督で優勝　遠藤保人