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メタルギアソリッドV ファントムペイン 真実の記録からの考察 ※ネタバレ注意

2016/05/29 10:00 投稿

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そろそろ実況者として本格的にメタルギアの世界観を伝えたいと思っているいいんちょです。
元々ゲーム実況や放送を始めたのは、この「メタルギア」という作品をもっと沢山の人と共有して、たったゲーム1タイトルで人と人とは繋がれるってことを証明したかったのが始まりだったので、普段は色んなゲーム遊んでますが、大元の原動力はメタルギアであります。
どうしてここまでこのタイトルに陶酔してしまっているのかは、また別枠を設けるとして…

今回は、もう既に色んな方の色んな考察が出回っている、メタルギアソリッドシリーズの小島秀夫監督作品最後であろう「MGSVTPP」から、エンディング後に開放されるカセットテープ、「真実の記録」より、ゼロの真意を中心に考察していきたいと思います。

まず、この記事をわざわざクリックしてくださった方々なら恐らくもうわかってしまっているとは思いますが、この作品は、本物のビッグボスが生き永らえる為に影武者をビッグボスに見立てるのが目的のゲームです。
なのでプレイヤーは、ヴェノムスネークが先導する部隊、ダイヤモンド・ドッグズ。通称DDという組織を育てていきます。
それらの行動は全て本物のビッグボスに矛先が向かないようにするための陽動であり、そうと知らずにエンディングまでたどり着いたプレイヤーは、その事実にゲームから裏切られることになります。
そこもまた評価が分かれるところですが、プレイヤーにそうさせたのは、実はゼロです。

まず、TPPのプロローグにあたる、グラウンド・ゼロ。MGSGZでは、ビッグボス率いるMSFが、ゼロの率いるサイファーの部隊の一つ、XOFに壊滅させられてしまいます。
その際にビッグボスを匿い、世界の目から隔離してくれたのがゼロなんです。

本来、MSFとサイファーが敵対関係にあるにもかかわらずゼロがビッグボスを助ける。この行動は誰が見てもおかしいですよね?
でもそこには、男女や友情を越えた、誰にも理解されない程の「愛」があったのではないかと思います。

真実の記録で、ゼロの声が入っているテープは、時系列で前から並べると、

MGSPW前の、パスとの会話
GZ後のオセロットとの会話
GZ後のカズとの会話
GZ後のスカルフェイスとの会話
GZから2年後のキプロスへの見舞い

この5つです。
内容を追求しすぎると1テープで原稿何枚分になるかわからないので重要部分だけ抽出して書いていきましょう。

パスとの会話で、過程は不明ですが、パスというコードネームを与えられた一人の女性軍人に絶大な信頼を寄せ、核兵器を所有するに至るであろうビッグボスからその力を逆に利用し、交渉の切り札としてパスをMSFと接触させようとしていたことがわかります。
その会話の中で、パスに対し、
「決してスネークに飲まれるな。私の命はお前に預けてある」
というような発言をしています。
ゼロがそこまで他人を信頼するとは思えないので、その過程は気になるところですが、明かされてはいません。

そしてそのテープでの言葉通り、PWのラストにてビッグボスに倒されたパスは海に投げ出され、一命は取り留めましたがサイファー…スカルフェイスによって拘束されてしまい、ビッグボスに心を飲まれていたパスはそこをスカルフェイスに付け入れられ、ゼロの潜伏先を吐いてしまいます。
これによって、ゼロは後に、スカルフェイスに毒を盛られることになってしまいます。

そしてGZ後、ビッグボスを迅速に匿い、そしてそれをより確固としたものにするため、ゼロはかつて愛国者創設メンバーだったオセロットにだけビッグボスの所在を明かし、守るように指令を出します。
(これよりも前にEVAと連絡を取り、ビッグボスをキプロスまで運ぶのを手伝わせていたことが、オセロットとの会話のテープ内で語られている。)

その後カズとも連絡を取り、カズには、ビッグボスが帰ってきた際に、MSFのような武力によって国として独立を目指そうとする部隊の足がかりを作らせようとします。
当然そこにはビッグボスの影武者を宛がい、本物への脅威をより減らすための策略であったことがわかります。
(オセロットもこの計画を利用)

その後、ビッグボスから遠ざけるためにアフリカに飛ばしていたスカルフェイスと連絡を取っています。
この会話の中身は全作品を一応何周も経験してきた私でもわからなかったので、ザ・ボスのバッジに関しては割愛させていただきますが、このバッジが原因でゼロは毒を盛られ、徐々に頭を蝕まれ植物人間状態になっていくことになります。
そんな命の危機に瀕して倒れる直前に、ゼロの放った一言は、「ジャック」でした。

そしてその後、ゼロは何もかもがわからなくなる前に一目逢う為に、完全に身を隠し、キプロスのビッグボスの元を訪れます。
そこでビッグボスへの告白、謝罪、そしてMGS4のエンディングへと繋がるワードを残して去っていきます。

本来敵である…敵となってしまったビッグボスを全力で助け、そのビッグボスの為に、今は敵対関係にある者にすらコンタクトを取り、自分が得ている信頼というものをビッグボスのために最大限に生かす…。
たった一人の人間の為に、それもどう足掻いた所で、もう二度と笑顔で語り合うこともできないであろう相手に、ここまで尽くすこと等、今の私達一般人には、仮に一生の愛を誓った人に対してだったとしても、恐らく無理だと思います。

MGSVの物語でのゼロは、ただビッグボスにどんな形でもいいから生きてて欲しいという、利害損得の関係ではない純粋な気持ちのみで動いています。
私たちにはここまでの人一人に対する強い想いというのはきっと理解しきれないでしょう。
語られた真実に在ったのは、家族や師弟、恋を超えた純粋な「愛」
決して誰にも理解されることの無い感情だったんです。
そしてその強すぎる想いに共感できたからこそ、EVAとオセロットは動けたのでしょう。
正確には、自分たちの中にもまた、それに準ずる想いがあったから。なのかもしれませんが。

遺伝子、文化的遺伝子、時代、意志、平和、そして人種と復讐…
これら全ての起源にあるものが「愛」だったんです。
きっと、愛という文字では現代の日本人の解釈では間違って捉えられるでしょう。
私の言いたい、ここでのゼロのビッグボスへの愛は、MGS3のビッグボスの台詞にもあった、
「恋人以上の存在」
外からは理解することのできない愛が、確かにそこにあったんだと思います。
ゼロもビッグボスも、ザ・ボスの「世界を一つにする」という意味の解釈を間違っていましたが、友を想う気持ちにだけは、嘘は無かった。
それが、世界を破滅に導いた男の唯一の真実だったのではないでしょうか。

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あとがき
長い長い文章かつ、恐らく誰かしか至ったであろう解釈ではあると思いますが、閲覧頂きありがとうございました。今回は文字の大きさ等の見せ方には一切拘らず、ただ思ったことを殴り書いていくという方法を取らせていただきました。

普段は配信や実況動画等でふざけた戯れをしているのが私ですが、たまに1作品のある部分についてどうしようもなく追求してみたくなったりと、急に探究心が芽生えることがあります。
今回のこの記事も、文字として自分が見て聞いて思ったことをまとめて、それを公開して外部から様々な意見を貰う事でより理解を深めていけるのではないかと思い、書かせて頂きました。

書くからには、本来見る人の知識のその三倍は情報を持ってないといけないという風に勝手に思っているのですが、今回は唐突な衝動で書き始めてしまったので、もしかしたら間違った解釈や、そもそも論外な表現をしてしまっている等の見苦しい点も多かったのではないかと思います。
ですが、この記事をきっかけに、
「あれ?ここはこうじゃなかったっけ?」
「そういえばそうだった気がするけど、もう一度実際に確かめてみるか」
「なんかすっごく難しそうだけど、興味沸いたから試しに遊んでみようかな」
なんていう思いを持って頂けたら嬉しいです。

私は、私の考察を押し付けるつもりはなく、あくまで一個人の感想に過ぎないと思っているので、この記事がこのゲームへの疑問になったり答えになったり評価になったり批判になったり。
色んな個人の独特な一つの「考え」に繋がったらいいなと願い、この記事を締めさせて頂きます。
この度は長文に目を通して頂き、ありがとうございました!

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