つば迫り合いの音がまぶしい人生:そんなことより海老炒飯

百人のシェイクスピアよりも植民地インドをとるイギリス #東インド会社 #海賊 #英国王室 ※随時加筆

2018/10/17 19:48 投稿

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イギリス帝国主義の権化ともいうべきカーゾン卿は、その著『ペルシア問題』の中で、もし英国が一朝印度(インド)を失うならば、断じて世界帝国の地位を保つことができないと明言しております。

またホーマー・リーという極めて特色あるアメリカの一軍人は『アングロ・サクソンの世』と題する著書の中で、『イギリスがインドを喪うということは、英国の領土内のアングロ・サクソンのあらゆる血と火と鉄とをもってするも、到底破れたる両端をつなぎ合わせることの出来ぬ一大破綻の発生を意味する」と申しております。

また、今一人のスナサレフという人は「印度」という著書の中で「もしこの不幸蒙昧な印度のために自由の勝利を告げる鐘が鳴るならば、その次の瞬間に歴史の時計は海の女王の死を世界に告げるだろう。そしてイギリスはわずかに本店をロンドンに有する一個の世界銀行となってしまうだろう』と申しております。

まことにこれらの人々の申すとおりで、もしイギリスが印度を失えば、明日から第三帝国となるのであります。印度が英国にとってそれほど大切な意義を有するのは、単に無限の天産物と無数の人口に擁しているからではありません。印度は実に、イギリス青年の立身出世の舞台であり、英国商品の無二の市場であり、莫大な商業の中心であり、重要なる連絡点であり、軍隊の駐屯地であり、最も必要な海軍根拠地であります。

イギリス人の中にはかつてシェイクスピアを失うよりはむしろ印度を失わんと申した人もおりましたが、そのような時代はもはや過ぎ去り、今日のイギリスは、百人のシェイクスピアを失っても決して印度は失ってはならぬと苦心しているのであります。



トーマス・マコーレー(『イギリス史』などを著)
「王政復古以前、イギリスの船舶は、いまだ一隻もテームズ湖畔からガンジス河のデルタを訪れたことはなかったところが追う税復古に続く僅々二十三年間に、この富裕にして人口の多き印度からの輸入年額は、八千ポンドから三万ポンドに増大した。このような急激に膨張させる貿易を、一種に独占していたその頃の東印度会社の利益は、ほとんど真実と思われないほど莫大であった。
 この印度貿易による莫大な利益がもし多数の株主の間に分配されていたならば、何の不平も起こらなかったかもしれない。ところが実際は、株券の値段が上ると同時に、株主の数は漸次減少していた。会社の富が最高度に達した時、その経営は極めて少数の富豪の手に握られた」

 このような東印度会社は最も有利なる東洋貿易を独占し、しかもその無限の利益は極めて少数なる大株主の壟断(ろうだん)するところとなったのでありますから、イギリスの世論は次第に沸騰し、会社の特権を取り消せという声が当然高まってきた。東印度会社は、この攻撃に対して、莫大な黄金を以って戦っております。
これもマコーレーの言葉を借りて申せば、
「宮廷において会社のためになりそうな者、また害になりそうなすべての者、すなわち大臣、女官、僧侶の果てに至るまで、カシミア・ショール・絹織物・薔薇香水・ダイヤ・金貨の袋が贈られた。この思い切った賄賂は、間もなく豊かな利益をのせて帰ってきた」 

 豊かな利益というのは、国王をはじめ、政府の高官や会社攻撃者に莫大な賄賂を贈ったおかげで、世論の激しき反対に関わらず、スチュアート家の王様たち、すなわちチャールズ2世・ジェームズ2世から特許状を更新してもらい、独占期限を延ばすことを得たという意味であります。


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