「普通のことを普通にする男です。背伸びをするプレーヤーではないです」遠藤保仁は遠藤保仁という選手をそう語った。ガンバ大阪の顔としてピッチに君臨する淡々とした彼の姿と重なるその言葉は、ヤットがヤットであることを物語る。背番号7が静かに語る自身のこと。そして、これからのこと。
[Jリーグサッカーキング9月号掲載]
■宇佐美や堂安には自由にやらせてあげたほうがいい
その中で17歳の堂安(律)選手がデビューしたり宇佐美(貴史)選手もすごく活躍していたりと、ガンバが育ててきた若手の躍動が目立っていますね。
遠藤 そうですね。貴史はもともと力を持っている選手ですし、ドイツに行っていろいろな経験をして帰ってきました。本来持っているものを出せば、今、出している結果が当然の結果だとは思いますし、「まだまだ成長する」という強い気持ちも持っています。もちろん周りがうまくサポートしてあげることも重要ですし、逆に一人で局面
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