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【狩猟】猟師になろう! 第3回【猟銃】

2014/07/07 05:34 投稿

コメント:2

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台風来てますね。皆さんお気を付けを

さて、前回は日本国内で所持できる猟銃の種類について記載しました。

今回はそれの入手方法。(ライフルは除きます)

入手するまでに
・猟銃等講習会(筆記試験)
・教習射撃(実技試験)
・所持許可申請

以上の内容を消化しないといけません。
(エアライフルの場合教習射撃は必要ありません)

・まず「猟銃等初心者講習会」について

これはどの銃を所持するにしても絶対受けなくてはいけない講習です。

申し込みは自分の住所管轄の警察署
受付で「猟銃の初心者講習会を受けたい」と伝えれば生活安全課の保安係に案内してもらえます。
※この「保安係」の人は後述する、銃の所持申請の時にもお世話になる人です。
心象が悪くならないように明るく元気に、かつ丁寧にお話しましょう。

値段は6800円(神奈川・東京の場合)
銃の申請は細かく金が飛ぶのであんまり気にならないかもしれません。

大体月に1~2回開催されています。
定員制なので混雑してると結構先になってしまうので余裕を持って申請しましょう。

申し込みが終わるとこのような本を貰います。


150ページほどのしっかりとした内容です。

講習会の日までしっかり中身を読んでおきましょう。

講習は9:30ぐらいから17:00ぐらいまで休憩を入れながらかかります。
地域によっては土日に開催していない場合もあり、前回のブロマガで記載した「必要なもの」の一つ「時間」が大事になってきます。

講習会の内容としては殆どが授業に近い内容で前出の本に沿って教えてくれます。
この内容をしっかり把握していないと最後に受けるテストが厳しいと思います。

テストの内容は保管方法や運搬・仕様等、銃の取り扱いに関するものがほとんどで、一部銃の機構や法律も出てきます。

※注意点としては自動車免許などと同じく、「数字」が何箇所か出てきます。
例えば「許可範囲内の銃の口径」や「所持資格の有効期限」「所持資格の更新可能日時」等似たような数字で間違えやすいものがあります。ここはしっかり覚えておきましょう。

講習の最後に筆記試験があります。目的があって取得しに来てる人がほとんどですから落ちる人は少ないですが、俺が受けた時は5人前後落ちてました。
狩猟免許と違いこちらは年間に開催されている回数が多いので、落ちても早めに再受講できるのが救いです。(まず落ないようにしましょう)

これに合格すればその日のうちに「講習修了証明書」というものを貰えます。

この時点でエアライフル所持予定の方は、銃に関するテストは終了です。
なので銃砲店で欲しいのを選びに行ってもOK(別に選ぶだけなら最初から大丈夫ですが)

こっからは散弾銃のお話
ここからがめんどくさい!

教習射撃という実技試験を受けなくてはいけません。

まず必要書類が多い!
・申請人の写真2枚
・診断書(心療内科・精神科等で決まった書式に書いてもらう)(約4000円)
・戸籍抄本(450円)
・住民票(本籍と世帯は全部表示の方が好ましい)(300円)
・講習修了証明書(先ほどの講習会で貰えるもの)
・破産手続関係市区町村証明書(後述)*1
・誓約書(銃刀法第5条関係)
・誓約書(銃刀法第5条の2項関係)
・経歴書(後述)*2

多いだけならまだしも、戸籍抄本とかは本籍地の担当役所で取るしかないので郵送などの時間も考慮しましょう。

*1 破産手続関係市区町村証明書は簡単に言うと「この人は破産してないし破産手続きもしてないよ!」っていう書類。これも本籍地でしか取得できないので、本籍地が遠い人は役所に電話して手順を聞いてみましょう。(もし破産してる人は諦めて)

*2 経歴書は自分の過去から今に関する情報。過去十年にどこに住居を置いていて、なんの職業(企業)で働き、何か犯罪をしていないか。というのを記載します。猟銃の所持履歴等も記載欄ありますが、今回はここに記載する人はいないと思うので省きます。
※ここに過去十年以内の犯歴があり、かつそれが故意に人を傷つけるような罪状の場合アウトです。(例:傷害罪・強盗罪など)

この必要書類のテンプレートは警視庁のHPからDLできます。↓
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/gun/form.htm

診断書は猟銃関係で出してくれない所もありますので予約時に事情を説明しましょう。

そしてこの書類を提出すると審査が始まります。

前回のブロマガで必要なものの一つに上げた

社会的信用(一番大事)

これです

この審査というのが、警察が「こいつに銃持たせて大丈夫か?」ってことなんです

例えば借金が酷いとする。すると「こいつ金に困って銃を悪い奴に売っぱらうかもしれない」と思われてしまう。

過去に犯罪を犯していると「こいつはまた犯罪を犯すかもしれないし、その時に住を使う危険性もある」なんて思われる。

近隣の住人に怒鳴り散らしてたりすると「こいつは攻撃性が有り、銃を持たしたら人を傷つけるかもしれない」など

要は「銃を悪用する可能性」を見られます

なので職場の関係者や両親、はては近隣の住民への聞き込みもして人間性を見られます。

この辺を含めるとやはり「社会的信用」というのは猟銃の所持する上で、とても大事だと思います。

話は少し脱線しますが、「なぜここまで厳しいの?」そう思う方もいるでしょう。
原因になっている事件の一つにこちらがあります。

ルネサンス佐世保散弾銃乱射事件

この事件によって現行の銃刀法に改正され、所持が厳しくなりました。
先に述べた「近隣への周知」はこの事件で「近隣住民が銃所持を知らなかった」というのが大きく関わっています。

個人的には「素性も知らぬ近隣住民」に「銃の保管家屋」を教える方が悪用の危険性を感じますけどね。(担当の警察官も同じ意見でした)

このように銃の所持が厳しく、金銭的にも負担の重さが出てる事も「若年猟師の減少」に関係していると感じます。

話を戻しまして審査に関してです。

これは大きく分けて2部署で審査します。
まずは申請書一式提出時に面談のように所持理由やそれに至る経緯などを聞かれます。
正直「オリンピックに向けてクレーをやりたくて(キリ」というのが今の時期だと一番分かりやすく、心象もいいでしょう。

俺は変に意地を張って「狩猟が目的です」と言ったので「どこで狩るの?」「獲物は?」「何の影響?」などとめんどくさいことになりましたww

後日、新聞のスクラップ記事や読んでいる本など持って行き、納得してくれました。(漫画系はやめた方がいいですよ、お堅い職業なんで)

その後周辺住民などに人柄を聞き込み、申請情報に虚偽がないかなど調べます。
(ここまでが所轄の仕事)

その情報を元に本庁の担当官に所轄の警察官から申請してくれます。
本庁の担当は忙しいふりをして(忙しいのかもしれないけど)かなり時間をかけます。

早い人でも申請から1ヶ月以上、遅い人だと7~8ヶ月かかる方もいるそうです。

その間に再度聞き取りしに行ったりする場合もあります

銃砲店の方から聞いた話によると都道府県により審査にムラがあり東京・神奈川辺りはガバガバらしいです。(俺半年近く待たされましたけど)

関西なんかだとわざと講習会で落として再挑戦してくる意気込みあるか見たりする、なんて噂もちらほら・・・

この申請の値段は8100円(ここまでの費用19650円)

この許可が下りたらほぼ安心していいです。
銃の所持許可は所轄の保安係(毎度行ってる部署)が担当で、本庁を通さないのでスムーズに行けます。

教習許可が降りると「教習資格認定証」というものが貰えます。

これは「この人は銃持って射撃訓練しても大丈夫だから」という警察からの承諾証みたいなものです。

これを受け取る時に警察署で「火薬類譲受表」の申請もします。
これは「何番(サイズ)の弾を銃砲店や射撃場で何発まで買います」という書類です。
初回は教習用なので300発までとなってます。
費用は2400円(ここまでの費用22050円)
翌日以降の平日に受け取りにきましょう。

大分終盤にきました(銃に関してのみですが)

最寄りの射撃場に「教習射撃」の予約を取りましょう。
住んでいる都道府県 射撃場」みたいな感じで検索すれば最寄りの射撃場が分かるはず。
東京都の方は・・・・残念ながら東京都には射撃場がありません。最寄りだと埼玉の百穴・神奈川の伊勢原や大井・千葉の成田などに行きましょう。

その際は営業時間・定休日・教習射撃可能かどうか
射撃場によっては教習射撃ができない場所もあります。事前に確かめましょう。
後、教習射撃を行っている曜日が射撃場によって決まっています。関東圏だと土日に教習受けれるのは大井射撃場ぐらいだと思います。
俺は電車に2時間弱揺られ、大井射撃場で教習しました・・・

教習は3時間ぐらいで終わりました。
最初の初心者講習会のような座学を2時間ほど、その際に銃のばらし方、組み立て方や取り扱い時の注意など。
ここで教えてもらう「矢先(銃口)」の取り扱い方はとても大事なのでしっかり覚えてください。
実包装填時などに気を付けないと怪我をします。
1発だけなら誤射かもしれない
なんて言えないぐらい重い責任があるので本当に注意してくださいね。
基本的には暴発などがあった場合に人や家屋などに弾がいかないように、というのが基本です。

座学が終わったら楽しい楽しい実習です。

実際のクレー台での練習になります。
基本的にはクレー25枚ワンセットの2回で初回のセットで動作等を覚え、次のセットで考査となります。
考査には「射撃考査」と「操作考査」の2点があります。
操作考査は先に述べた「矢先の扱い方」など銃を安全に取り扱えてるか。
射撃考査は「目標物に当てれるかどうか」

射撃考査は「トラップ」と言われるクレー射撃のタイプで行われます。
クレー射撃には他に「スキート」と呼ばれる、クレーが左右から飛んでくるものがあります。
トラップは自分から離れるようにクレーが飛んでいく種類になります。

競技種目によって向いている散弾銃のタイプが変わります
教習で使うのはこちら


上下二連と言われるタイプです
トラップに使われることが多い銃です


このように根元が可動して2発装填できます

ゴルフの打ちっぱなしみたいなブースが5箇所連なってるのが1つの射撃台
一枚撃つごとに右の射台に移りローテーションしていきます。


クレーは芝と灰色の地面の間ぐらいから発射されます

最初の25発は練習ということで当てることを覚えていきます。

頬付・姿勢・フォロースルーなど基本をしっかり覚えれば当たるようになってきます。

反動はそこまででもなく、50発程度なら女性でもいけると思います。
ただ、ちゃんとした銃の構えは慣れないとかなり負担がかかります。
銃の重さが約4kg、但し重心の位置が結構前なため保持する手や腰がちょっと辛いかも。
指導員の方のアドバイスをしっかり聞いて頑張りましょう。

次の25発から考査に入ります。
25発中2枚クレーに当てれば合格なのですが、練習で当たらない人は焦って失敗することも多いそうです。基本的に合格するまで考査してもらえるので、余程ひどい腕前じゃない限り大丈夫でしょう。

俺が行った時はもう一人教習を受けている方がいました。練習の時はそこまで当たっていなかったのですが、考査に入ったあたりからバンバン当たるようになり、なんだかこちらもテンション上がりました(上から目線)

俺も負けじと頑張った結果、25発中12発命中でフィニッシュ
ダーツと同じ感じで「いい流れ」みたいなのがあるように感じましたね。
「BULLに入った感覚を覚えていて、また同じフォームで投げられる」みたいに「射出されたクレーを追っていって、当たる場所で引き金を引く」みたいな。

猟期に入る前に感覚を忘れないよう定期的に通いたいとは思ってます。

さて、考査も終わり書類を作成していただいて教習射撃は修了。
費用は30000円(実包・クレー代を含む)
これはちょいと高めですね。射撃場によって値段は違うようなのであくまで参考価格程度に
(ここまでの費用52,050円)

と、長々とお話してきましたがテスト関係はここまで!(狩猟免許はテストあるけど)

次回は猟銃の所持申請についてお話しましょう♪

質問等ありましたらコメントでも受け付けます。
(誤字とかあったら教えてください)

第一回:ar475838
第二回:ar569273
第四回:ar577345

コメント

たけし
No.1 (2014/07/07 05:50)
ハジキ・・・
道楽スミス (著者)
No.2 (2014/07/07 05:58)
>>1
ハンドガンも楽しいんだけどねぇ・・・国内じゃ無理だから海外行った時の楽しみにするぐらいしか・・・w
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