#169 2024年3月11日発行 発行者 ドロイド
こんにちは、ドロイドです。ちょうど公開時には歌コレ最終日。どきどきの結果を控えているかと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今週もTimesの掲載は継続していきます。
さて、今回はクリエイターインタビューの掲載をお届けします。また、諸般の事情によりクリエイターの皆様のインタビュー音声動画につきまして公開がおそくなっておりましたが、準備が出来次第、随時公開をさせていただく準備を行っておりますので、気長にお待ちいただけますと幸いです。
この企画では、毎月放送しているボカロ見るラジオ♪のコーナーを誌面ベースにした内容となっております。各所で活躍されているクリエイターやこれから注目してほしいクリエイターまで、今注目してほしいクリエイターへのインタビューの模様をご紹介していきます。今回は6名をご紹介していきます。まずは、ボカロPの「九七.」さんです。
なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #123 九七.
X:https://twitter.com/9x7_v
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/96734122
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPの九七.(くしち)といいます!誕生日が九月七日なのと、ハチさんが大好きなのでこの名前になりました。2023年末に2nd EPをリリースしました。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
小学生の頃、もともとniconicoユーザーだった兄から影響を受けて自然とniconicoの存在を知り、何やら3DSにもあるらしいぞというのを知ってから3DSのniconicoでボカロを聴いてました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
niconicoに動画を投稿したいな〜とはずっと思っていました。コロナの給付金が実際に動画投稿を始めるきっかけになりました。楽曲制作に必要なものをPCからDAWまで一式購入しました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
「ボカロを聴くならniconico!」というイメージが染み付いているからです。実際ボカコレアプリや投稿祭など、ボカロに関するあれこれが続々と出始めたので、ボカロ特化型プラットフォームの第一線だと思います。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
深いボカロリスナーは基本的にniconicoに生息しているので、たくさんの曲を聴いてきた全曲チェッカーさんなどから嬉しい感想を貰えることが多いです。先述の通り投稿祭などがあるのも魅力だと思います。ボカロPとしてもリスナーとしても盛り上がれるので、非常に楽しいです。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
兄が聴いていた天ノ弱や千本桜をうっすらと聴いてから、3DSのProject miraiを始めて、収録曲全部にハマりました。深海少女、LOL、No Logic辺りが思い出深いです。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
ボカロPのSohbanaさんを尊敬しています。音もですが歌詞もすこぶる素敵です。プロセカ書き下ろし楽曲である「ARQETYPE」という作品をおすすめします。普段使いしている音楽サブスクアプリによると、2023年一番聴いた曲だったみたいです。納得...
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
まず適当な言葉を歌詞に当てはめてメロディとオケを作り、粗方形が出来てきてから歌詞を練り直しています。作詞に一番時間をかけることもあります。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
歌詞に登場させたい単語からテーマを絞っていくことが多いです。映画や小説、漫画、やたら語彙力が高い人のツイートなどから良い感じの単語を知った時には、メモをとっていつでも使えるようにしています。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
初音ミクです!可愛いからです。僕の楽曲の歌唱も今のところ全部初音ミクです。僕のX(Twitter)のいいね欄は絵師さんが描かれた初音ミクのイラストで8割埋め尽くされています。絵師さん方、いつもありがとうございます。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
早くて数日ですが、こだわると余裕で一か月程度かかります。まともにDTMの勉強をしたことがないので、一丁前に凝ろうとすると人一倍時間がかかります!
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
全部チェックしています。作ってよかった~という気持ちになれて、心の底から嬉しいです。その人なりの解釈みたいなのが見えるのも楽しいです。メンションもどんどんしちゃっていいです。二次創作公開したよ!という連絡は遠慮せず送ってください!
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
機材についてはからっきしです!ヘッドホンは買える範囲でなるべく良いものを使います。曲を作るためだけではなく曲を聴くためでもあります。敵の足音とかも聴きやすいですよ。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
ボカロPとしても活躍の幅を広げつつ、作詞とか脚本とかその他諸々、クリエイティブなことにどんどん挑戦したいなと思っています。ボカロP以外の肩書もプロフィール欄に追加していくのが夢です。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも聴いてくださっている方、ありがとうございます!感想をくれたり、いいねをくれたり、とても励みになっています。これから作品を聴いてくださる方々は、もし気に入ってもらえたら、僕の励みになってくださると嬉しいです。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
続いてはボカロPの「shikisai」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #124 shikisai
X:https://twitter.com/sshikisai
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/123093238
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
皆様はじめまして!shikisaiと申します。名の通り色彩鮮やかに、自由に、自分のやりたい音楽を制作しております!
つい最近高校を卒業しました...!!基本的に月に1〜2曲、新曲を投稿しています。
・主な実績 プロセカアカデミー合格 「ラストディナー / 初音ミク」ボカコレ2024冬 TOP100部門 18位
・ポートフォリオ https://lit.link/sshikisai
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
出会いは、小学校です....!
当時のことをやんわりとしか覚えていないんですが、気づけばパソコンでニコニコを開いてボカロを聞き、歌い、踊りまくってました(笑)
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
ボカロPとして活動を始めようと思ったとき、ニコニコとYoutubeどちらにも投稿するのが、一般的かな~と思ったからです!
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
ニコニコと関係するボカロイベントがあることを知っていたので、投稿しないわけにはいかないだろう!という思いがあったからです。
どちらか片方のみに投稿するっていう中途半端な感じはムズムズするので、ボカロ作品は今後もニコニコとYoutubeの両方で投稿していきます!
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ニコニコと関係するボカロイベントがあることを知っていたので、投稿しないわけにはいかないだろう!という思いがあったからです。
どちらか片方のみに投稿するっていう中途半端な感じはムズムズするので、ボカロ作品は今後もニコニコとYoutubeの両方で投稿していきます!
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
もう出会った頃が幼すぎて全く覚えてないですね!(笑)
小1とかかな....?
ハチさんのマトリョシカや、れるりりさんの脳漿炸裂ガールを永遠と聞いてたことだけ覚えてます!(今思えば歌詞が過激で恥ずかしくなってきた....)
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
(敬称略)
・ボカロ関係
Eve
キタニタツヤ (こんにちは谷田さん)
はるまきごはん
あばらや
千石ナタデコ子
Mitchie M
・ボカロ外
The 1975
Mrs. GREEN APPLE
King Gnu
ずっと真夜中でいいのに。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
これは本当に曲によって異なります!
スタンダードなのはギター弾きながら作曲、そのまま勢いで編曲とMIXを全部終わらせる
なんとなくハマりそうな言葉を口ずさむ、その中のフレーズを採用して組み立てていく
みたいな感じです!
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
アニメや映画を見てるとき
大好きな音楽を聴いているとき
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
vflowerかな〜と思います!
昔から魅力的な声だと思っていて、ボカロの世界に踏み込むときに一番初めに家に招いた合成音声だったので....!!
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
1曲 大体3日〜7日ぐらいです!
短い時は1日でフルコーラス
長い時は何ヵ月もかかってます....
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
僕の作品の二次創作は必ずチェックしています!(ありがたいことに最近増えてきました)
他クリエイターの二次創作は、あまり能動的に見ることはないですね...
知り合いや、一方的に興味がある人の場合は、時間があるときに聞いてます!
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
情けないんですけど、機材にこだわりがほんとになくて....
僕から言えることは何もないです...
未だに付属音源や無料音源を駆使して楽曲を制作しているような人間....
今はこのスタンスでも制作できてるので、しばらくは機材購入はないかな〜って感じです!
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
今後は、良い曲を作るのに知られていない...!!っていう周りのクリエイターを集め、いろいろ面白いことをしていこう....と計画を立てています。
他にも、今後開催されるイベントには、積極的に参加していこうと思っています。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
今後は、曲の投稿頻度も上げつつ、質も落とさず、妥協せず、リスナーに一曲一曲、新しい色を届けていけたらと思っています!
応援よろしくお願いします!(二言になっちゃった)
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次は歌い手の「めえ助・そら」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #125 めえ助・そら
X:めえ助 https://twitter.com/meesuke_subそら https://twitter.com/nk28_0
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/120396984
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
めえ助とそらで歌ってみた活動をしているめえそらと申します。
主な活動は、歌ってみた動画の投稿や歌ってみたイベントへの参加と、基本的にはほとんど歌唱に関連した活動をしています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
ニコニコとの出会いは、めえ助が学生の頃に見たホラーゲーム実況動画です。10年以上前からニコニコにはお世話になっていると思います。(笑)
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
歌ってみたを始めようと考えた際、動画投稿プラットフォームといえばYouTubeとニコニコ動画だろうと安易に思いついたのがきっかけでしょうか。今となってはどちらかだけにしなくて本当によかったと思っています。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
国内最大の動画投稿サイトというのもありましたし、歌ってみたやボカロなどといえばニコニコ動画だよね。というイメージがあったためです。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
タグ検索機能の便利さとそれで検索する文化!あと公式イベント、ユーザーイベントの多さ。個人的には流れるコメントが面白くて聴くだけではなく、動画も見たくなるところ、あとリスナーと投稿者との距離の近さが強みであり、私たちとしても好きなポイントです!
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
めえ助:学生のころに聴いた「あなたの歌姫」ですね。いろんな意味で感動したことを覚えてます。
そら:私は「千本桜」ですね!部活仲間が歌っていて、うわーいい曲だなと思ってネットで検索してみたのがボカロとの出会いでしたね!
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
めえ助とそらは好みや目標も同じなため、こちらはまとめて回答します!
憧れというか、大好きなクリエイターさんは、
Pだと傘村トータ様、ひとしずく×やま△様、針原翼様、バーミーズ様
歌い手様だと島爺様、NORISTORY様、あるふぁきゅん。様、ラスボ・・・小林幸子様
あと最近、asaha様の作品にハマってます・・・(笑)
Q8:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
だいたい3週間〜1か月くらいですね。パート分けや録音、MIX、イラスト、動画制作とすべて2人でやってるため、どうしても時間がかかります・・・
Q9:いつもどうやって収録をしてますか?
それは・・・w
宅録なんですけど、こたつ机の上にモニターを置いているので、床に座って(だいたい正座)
2人横並びでモニター見ながら歌ってますw
録音していないほうがディレクションしている感じですね。ちょっとシュールな光景です。
Q10:こだわりの機材はなにかありますか?
ありがたいことに譲って頂いた、オーディオインターフェースの「MOTU M2」ですね!大切に使ってます。
Q11:ご自身の今後の展望などありますか?
展望というか、やってみたいことはまだまだ山ほどあるので、この先ひとつずつ実現していけたらいいなと思っています。すでに公言している目標としてボカロオリジナル曲との同時投稿!
これはいつか是非やりたいと思っているので、いつの日かお誘い頂ける存在になれるよう活動がんばります!
Q12:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつもご視聴ありがとうございます!私たちの歌ってみた動画を視聴して下さる皆様がいるからこそ、これまでがんばってこれました!
そしていつの日かめえそらと出会っていただく皆様に「おっ」と思ってもらえるよう、
これからも日々歌唱含めいろんな面で少しずつでもレベルアップしながら活動がんばりたいと思います!
Q13:その他、ご自身がお話してみたい内容 (告知等) はありますか?
ではせっかくなので告知を!
①.2024/1/28(日)に発売のHaLtop様の1stアルバム「僕ら色rhapsody」の
収録曲「Aries in the Sky」の歌唱をめえそらが担当しています!HaLtop様の魅力が詰まったとても素敵な1枚なので、是非お手に取って頂けると嬉しいです!
②.2024/4/27(土)ニコニコ超会議1日目にて、ボカロP兼歌い手のReNさんとクリエイタークロスでスペース出します!
もしよかったら超会議参加のついでにでも遊びに来て下さい♪
そのほかにも2024年は告知盛り沢山ではあるのですが、それはまたの機会に・・♪
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次はボカロPの「あばらや」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #126 あばらや
X:https://twitter.com/avaraya_p
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/124934058
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
あばらやです。VOCALOID曲を投稿しています。最近は聞いてくれる人が増えてきて嬉しい限りです。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
正直なところ、覚えていません(申し訳ない)。実際に使い始めたのはボカロ曲を投稿した時からなのですが、知識自体は小学校高学年頃には既にあった気がします。漠然と「いろんな人が踊ったり歌ったりしてるアングラなインターネット」みたいなイメージを持っていました。おそらくテレビの特集や、YouTubeに流れてきた転載動画(良くないですが...)を見たりしたんだと思います。ちなみに一番古いニコニコ動画の記憶はアル中カラカラです。いつ見たのかは覚えていませんが笑いで息ができなかったのはおぼえています。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
僕はボカロPを志す前から米津さんのことが好きで、YouTubeで彼関連の動画をよく見ていました。その過程で「元はボカロP『ハチ』としてニコニコ動画に曲を投稿していた」という事実を知り、実際にボカロPをやろう、と思ったときに自然とニコニコ動画にも投稿していた、という感じです。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
上記の理由がベースにはなるのですが、それだけでなく「見つけてもらいやすい」という理由もあったと思います。投稿当初はインターネットに疎かったのですが、それでもYouTubeというコミュニティがとてつもなく巨大であることは理解していました。同時にニコニコがボカロ文化に寄り添った小さめなコミュニティであることも理解していました。僕はより多くの人に自分の曲を聞いて欲しいと考えていたので、ニコニコ動画いいじゃん!!と思ったという感じです
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ボカロのコミュニティを楽しみやすい点にあると思います。上記でも述べた通り、ニコニコ動画はボカロ文化に寄り添ったインターネットです。ニコニコ動画にボカロの動画を投稿することで、ランキングやイベントに参加できたり、ニコニ広告で他の作り手を応援したりできます。さらに、流れていくコメントやkiiteの存在など、コンテンツを楽しむ様々なギミックも仕掛けられています。これらによりボカロPとリスナーに一体感が生まれ、ボカロ界隈が賑やかになっている印象があります。ニコ動に作品を投稿するメリットはそこにあると考えています。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
前述の通り、米津玄師さん(ハチさん)の曲を漁っていた時に具体的に知りました。もともと「千本桜」や「ロキ」を知ってはいたのですが、それらがボカロ曲と知ったのはハチさんの「パンダヒーロー」を聞いたずいぶん後でした。僕は本当にVOCALOIDについて疎かったので、いろいろなボカロ曲を聞き始めたのはまじで去年とかです。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
ハチさん、いよわさん、稲葉曇さん、はこさん、原口沙輔さんなどです。判断基準は「頭部を鈍器で殴られたような感覚をおぼえさせられた方」です。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
作曲は、決まった方法はありません。(一定にしてしまうと同じような曲しかできなくなってしまうので...)基本的に自分が良いと思ったものを積み重ねていき、満足が行くまでコネコネする感じです。作詞は割と決まっていて、「テーマに沿って言葉を紡ぎ、かつ歌ってて気持ちいいもの」という指針に沿って書いていく感じです。最近はそれ単体でも詩として読めるようなものを作るように心がけています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
自分の場合は、好きな曲をいっぱい聞きつつも普段はあまり音楽のことを考えないでいることです。たくさん音楽がインプットされた状態でお風呂に入ったり疲労したりすると、ふとメロディーが降りてくることがあります。僕はそういう瞬間を大切にしています。歌詞は、短歌や詩、小説を読むことでインスピレーションを得ています。正直歌詞は気合です。
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
初音ミクです。一番最初に買ったのも、一番多く使っているのも初音ミクです。ほぼ同い年でもあるので、親近感もあります。
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
作品によります。「Neighbor」は2週間で、「死生観にさよなら」は1年で作りました。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
ひとえに嬉しいです。前述の通り、ニコ動に投稿することはVOCALOIDを盛り上げることにつながっていると思っているので、その一員になれて嬉しい気持ちでいっぱいです。というかシンプルに人が自分の曲を歌ってくれているという事実がもう嬉しいです。
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
YAMAHAの初心者セットのギターは作曲開始からのお供なので大切にしています。こないだPUを改造したのでより良い音が出せるようになりました。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
これからも良い曲をいっぱい作って人々を楽しませたいです。あとできればその良い曲たちを生活に換えられるようにしたいです。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
今後ともあばらやをよろしくお願いします。これからもみなさんを音楽で楽しませていきたいと思います。疲れたときや刺激が欲しい時は、是非あばらやの曲でも傍らにしてみてください。
Q16:その他、ご自身がお話してみたい内容はありますか?
4月のボーマス、サークルで出るのでお願いします!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
次は動画師の「らるか」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #127 らるか
X:https://twitter.com/rullcu10
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
動画師をしております、らるかと申します。
普段はミュージックビデオを主に制作しているのですが、9月末にソロメジャーデビューをされました、にじさんじ所属のVtuber、緑仙さんの1st MINI ALBUM「パラグラム」のXFDを制作させていただきました。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
周囲の方と比べて、それほどニコニコとの関係は深くないです。
よく見ていたのは東方の「BadApple!!」です!
Q3: VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
はじめて聞いたボカロ曲はkemuさんの「拝啓ドッペルゲンガー」です。
今ではkemuさん(堀江晶太さん)がベースで所属されている「PENGUIN RESEARCH」の虜になっているのも、運命かもしれません。
Q4:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ボカロ文化の聖地といえばニコニコ動画です。
一般的にも有名なボカロPさんの作品だけでなく、どんな方のどんな作品もという意味合いでボカロそのものを愛してくれる人たちがいてくれるというのは、心強いですね。
また、コメントが横に流れるのも団結力であったり、仲間という感じがして好きです。
Q5:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
憧れのクリエイターさんは、映像クリエイターさんに限らずたくさんいらっしゃいますが、私が動画師を続けていくきっかけとなったのは「藍瀬まなみさん」です。なかでも皆川溺さんの「祝祭」、檀上大空さん生誕祝いの「うらぎりものはゆるさない!」のMVが大好きです。大好きです!!!
Q6:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
やはり可不ちゃんでしょうか。
私の代表作の一つに「ニコニコを愛している。」という作品があります。この歌唱を可不ちゃんがしてくれています。某有名曲の替え歌なのですが、駆け出しのころはこの作品をきっかけに多くの方に知っていただけました。
2023年の末に殿堂入りを果たして、さらに思い入れが増した作品です。
Q7:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
一作品大体3〜4週間ほどいただきます!
作品によっては一週間ほどで作り終えることもあります。
これはご依頼してくださる方の求める映像によりますね。
Q8:作品制作にあたってのこだわりがあれば教えて下さい。
映像を作る際にはいろんなことを考えます。
・ボカロPさん・歌い手さんがどういった感情を込めて作った作品なのか
・普段はどんなことを考えている、どんな性格の人なのか
・活動歴や普段の作風
など、その人に関するいろんな要素をすくいだし、なにに焦点を当てるべきかを考えます。
Q9: 動画制作にあたり、こだわりの機材はなにかありますか?
機材へのこだわりはありません!いいPCがあればすべてよし!!後はいい椅子が欲しいです!!
Q10:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品をチェックしていますか?
あまり自分から見に行くことはないかもしれないです。気づいたら見るという感じでしょうか。今でも自分の作った映像を使って「歌ってみた」が投稿されている光景は不思議な感覚になります。
Q11:ご自身の今後の展望などありますか?
活動場所をもっと広げていきたいです!
VtuberさんのMVであったり、ディレクションもしてみたいと考えています
Q12: 普段作品を見てくださっている皆様やこれから作品を見る皆様へ一言お願い致します。
普段、曲を聴くときにMVを気にする人はそうそういないと思います。
一度見れば、あとは曲を楽しむという人が大半かと。
そのたった一度見て記憶に残るような映像を目指しつつ、何度見ても新しい発見があるような映像も目指しています。
一度スワイプの指を止めて、ご覧いただければ幸いです!
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
最後はボカロPの「SHIRAZU」さんです。なお、誌面上でのインタビュー内容は簡易版となっており、誌面上では語られていない内容につきましては別途、動画にて音声公開を行う予定となっております。公開となりましたら、是非インタビューと合わせてチェックしていただけると幸いです。
Creater Interview #128 SHIRAZU
X:https://twitter.com/shirazu_0903
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/119926847
Q1:自己紹介をお願いします。最近の活動についてももしあればお伝えください。
ボカロPのSHIRAZUと申します。この度はお呼び頂きとても光栄です、ありがとうございます。
「NON-NEM(のんねむ)」というボカロサークルをshikisaiというボカロPと共に創設しました。メンバーは現在僕を含め16人在籍しておりましてボカロPのみならず、絵師さんや動画師さんも巻き込んだあまり類を見ない斬新なボカロサークルとなっています。
Q2:ニコニコとの出会いについて教えて下さい。
幼少の頃よりインターネットには触れていて、ネットサーフィン等を楽しむ中でニコニコ動画の存在を知りました。
当時はボーカロイド文化にはさほど興味はなくMAD動画などを楽しむ為に利用していました。
Q3:ニコニコで作品を投稿しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
組んでいたバンドが解散してしまい、「一人で出来る音楽」を模索していたタイミングでYOASOBIの「夜に駆ける」が大ヒットを記録しました。僕自身もYOASOBIにどハマりし、そのコンポーザーのAyaseさんの存在を知り、深堀りしていくうちにボカロPである事を知りました。一人で作詞作曲、編曲、MV制作等をこなす姿に感銘を受ましたし、それをこなす方が殆どの世界を見た時に「これだ。」と思いニコニコ動画での楽曲投稿の決意をしました。
Q4:YouTubeがとても大きなプラットフォームとしてありますが、どうしてニコニコ動画にも投稿しようと思ったのか教えて下さい。
やはりボカロを聴くならニコニコ……という漠然としたイメージがありましたし、何よりボカロ文化を愛する方々が必ず集まる場所だからです。新参者の音楽も、ニコニコに投稿すれば必ず誰かに届いて聴いて貰えるその環境は凄く素敵なものだと心の底から思います。
Q5:ニコニコ動画に作品を投稿する強みやメリットは何だと思いますか?
ボカロ文化をこよなく愛する方々が多くいらっしゃる事、つまり自分の楽曲をより多く聴いて頂ける可能性が高い事が一番大きなメリットですし、ニコニコ動画のコメント機能は凄く画期的なものだと思います。楽曲やMVを観ながらでも他のリスナーさん達のコメントを追える、その曲のどのタイミンで他のリスナーさん達がエキサイトしたのか分かるのはこちらとしても楽しいですし、「ここには仲間が沢山いるんだ」と、なんだか嬉しい気持ちになります。それが自分の楽曲へのコメントなら…。尚更です。
Q6:VOCALOIDとの出会いについて教えて下さい。
YOASOBIのコンポーザーAyaseさんの存在を深堀りしてゆく中で代表曲の「幽霊東京」を聴いたのがボカロとの最初の出逢いです。もちろん幼少の頃からその存在は知ってはいましたが、心の底から痺れたのはこの時が初めてでした。
Q7:憧れているクリエイターさんや作品がありましたら教えて下さい。
好きな作品は書ききれない程ありますが、強いて挙げるなら、
Ayaseさんの「幽霊東京」、「ヴァイオレッタ」
ツミキさんの「レゾンデイトル・カレイドスコウプ」、「ヒウマノイドズ・ヒウマニズム」
はるまきごはんさんの「蛍はいなかった」、「彗星になれたなら」
こんにちは谷田さん(キタニタツヤ)さんの「夢遊病者は此岸にて」、「悪魔の踊り方」
は今でも頻繁に聴くほど大好きです。
Q8:いつもどうやって作詞・作曲をしてますか?
基本的に作曲はギターを抱えて良さげなコード進行を探りながら、その場で鼻歌を乗せて作曲します。テーマはこの段階で決めていて、メロディは必ず楽曲の要となるサビのメロディから作ります。メロが既に出来ている場合もあり、その場合はコード進行を練る事から始めます。
不意に凄く良い進行やメロディが降ってくる事が多いのでスマホのボイスレコーダー機能を利用し、その場で常に録音しています。納得のいくものが出来たらDAWに熾して編曲作業に入ります。
作詞の際は、普段から気に入った言葉をメモに書き溜めているので、そこからテーマに合う言葉達を選んでいきながら行っています。
僕の拘りの一つとして、歌詞に於いてはその解釈や背景をこちらで開示するのでは無く、聴き手に委ねたい思いがあるので、メッセージ性はそこまで追求しません。解釈や背景を紐解くヒントとなる言葉を散りばめる様なイメージで作詞を行っています。
Q9:歌詞やメロディのインスピレーションを得るきっかけみたいなものはありますか?
インスピレーションは冒頭でも触れた、NON-NEM(のんねむ)の仲間や、尊敬するボカロPの方々の楽曲に触れた時に得ることが多いです。インスピレーションというよりかはそれに触発されて制作意欲をブーストされるようなイメージです(笑)
メロディに関しては普段の生活の中で聞くような生活音やお店等で流れているBGMから派生させていくことが多いです。例えば実際の例でいうと、「そのコード進行いいな、僕だったらこういうメロディラインをなぞりたくなるな…」とそのコード進行でメロディを再構築して遊んでみたり、グラスの中の氷が当たるカラカラとした音を聴いた時に「この音を使って曲を作りたい」と思い立ち、マイクを立て録音し、その雰囲気に合うメロディを作った事もあります。
…といった感じです。メロディ先の場合は変なきっかけの事が多いかもです(笑)
Q10:多種多様な合成音声キャラクターが居る中、思い入れがあるキャラクターはいますか?
初音ミクが一番好きです。一番最初に出逢ったボカロなので思い入れが強いです。
鏡音リン、レンも所有していますが一番癖がなく使い易い印象です。
何より僕、ミクの声が好きなんですよね…
Q11:一作品あたりの制作期間を教えて下さい。
かなり筆の遅いボカロPなので基本的に2ヶ月前後です。
Q12:ご自身の作品の二次創作作品や、他クリエイターの二次創作、〇〇してみたやカバー、MMD等はチェックしていますか?また、投稿された二次創作の作品を視聴してみていかがでしたか?
正直言うと、二次創作やカバーはまだされた事が無いんです…泣
それをして頂けるようなクリエイターになりたいですし、その作品が投稿された際には勿論余さず楽しませて頂きたいです。頑張ります…!!
Q13:こだわりの機材はなにかありますか?
そうですね…強いて言うならPCですかね…。
ストレスフリーで制作できる環境を整えたかったので最近ちょっと良いやつを買いました……。
機材で言い訳をしたくないのである程度品質の保証されたものを購入する様にはしています。それと機材のこだわりではないのですが、ギター録りの際は必ずアンプにマイクを立てて収録するこだわりがあります。
Q14:ご自身の今後の展望などありますか?
まずは今現在低い知名度を高めていきたいです。多くの人に愛される作品を生み出す事、これを一番大きな目標として頑張っていきます。
それと、冒頭でも触れたボカロサークル「NON-NEM(のんねむ)」での活動も精力的に行っていきます。実はプロジェクトの発足が2023年の3月でして、約1年もの間、水面下で動いておりました。長い制作期間の中で様々なコンテンツを制作していますし、それらを世に解き放てる日も近いです。今を時めく実力派が揃っております。是非、続報をお待ち頂ければと思います。ご期待下さい。
Q15:普段作品を聞いてくださっている皆様やこれから作品を聞く皆様へ一言お願い致します。
いつも僕の作品を聴いて下さり、本当にありがとうございます…!!
あなた方全員のリアクションや評価が僕にとって大きな励みになっています。いつもありがとうございます。
これからも精力的に活動していきますし、パワーアップしたSHIRAZUの姿をお見せする準備も出来ています。
是非これからも変わらぬご支援を宜しくお願いいたします。
※今回のインタビュー内容は一部分となります。全編音声版につきましては別途公開予定となります
いかがだったでしょうか。今後もこうした様々なクリエイターの皆様へのインタビューを通じて、普段の活動や投稿される作品への想い等お伺いさせていただき、クリエイター支援のきっかけにできるように頑張っていければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。
#171。いかがだったでしょうか?次週発行号は楽曲紹介を行っていきますので、次週以降も引き続きよろしくお願い致します。なお、インタビュー次回掲載は再来週発行号となりますので、こちらもどうぞ、よろしくお願い致します。
それではまた次回、#172でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
エディター(執筆者&構成&発行等) サポーターNO.118 ドロイド
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The VOCALOID TIMES CROSSOVER 2024年3月号
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The VOCALOID TIMES Canvas 2024 Spring 特別編 -のだ・わかれみちが出来るまで-
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