いよいよボカコレが閉幕となりました。今回も膨大な楽曲投稿がありました。イベント期間中、走り抜けてきた皆様、お疲れさまでした。私はというと、疲れ、疲れ、また疲れ。この執筆中も珈琲、栄養ドリンクを片手に執筆を行っているエディターです。今回も厳選して楽曲のご紹介に加え、毎回恒例なのか？ボカコレ終了後のコラムというのを書かせて頂いていますので、今回も書かせて頂きます。今回は楽曲紹介というよりは、文章としてのお話が長くなるかもしれません。また最後にお知らせをいくつかさせて頂き、今回の特別号を締めていこうと思います。どうか、宜しくお願いします。

毎回、ボカコレ終了に際し、計2回。ボカコレに対して思う事というのを、大変恐縮ながか記載をさせて頂きました。今回どうしようか。悩んだのですが、2回やって今回書かないのはないだろうという事で、ボカコレ2021秋を振り返り、思った事、今後更なるボカコレの発展にどのような事を行っていけばより盛り上がるかというのを記載させて頂こうと思います。ここからは、楽曲の紹介等ございません。文章が長く続いていきますので、予めご了承下さい。こんなただの一般人である私の文章を読んでいただける優しい方はこの後も是非、読み進めて頂けると幸いです。今回は主に２つのトピックから書かせて頂きます。

　まず何よりも、前回、前々回とルーキーもルーキー以外も何も関係なくランキングに反映とされるレギュレーションとは異なり、ルーキーのみ集計を1日前倒しして行われた取り組みは非常に良かったのではないかと思ったのは私だけではないと思います。というのも、前回、前々回というのは、記載通り、期間がどのジャンルも共通で合った為に、ルーキーの投稿にフォーカスが当たる確率がきわめて低かったのが現状でした。しかし、今回は、ルーキー投稿を1日前倒しとし、開催期間自体を4日間に広げたイベントとなりました。その結果、ルーキーのみの投稿期間が1日発生し、ルーキーの投稿作品に注目がされるようになり、少しでも多くのルーキー作品がフォーカスがあたるような現象が発生しました。これは、物凄く良い現象であったと思いますし、次回以降もこうした時期をずらして投稿するレギュレーションを行っていくべきではないかと思っています。

　と同時に、この投稿期間をずらした結果なのか、分析が必要であると思いますが、ルーキーだけでの投稿数が1000曲以上という膨大な楽曲数が投稿されました。あくまでこれは、ルーキーだけの楽曲投稿数です。これは、過去2回のボカコレ評判、第2回から期間が空いたこともあると思いますが、この現象から考えると、より埋もれてしまう楽曲らが出てきてしまいます。この嬉しい悲鳴とも言える現象を考えると、一つ私として提案させて頂くとしたら、初投稿だけにフォーカスを当てたルーキーランキングを行うのはどうか？という物です。勿論、ルーキーにフォーカスを当てているルーキーランキングも必要だと思います。しかし、何か新しい出逢い、ニコニコでのボカロのイベントに初めて参加するきっかけを作り、継続的にニコニコに投稿して頂けるような場所として注目できるような場所が必要だろうと私は思っています。Timesとしては、ボカコレのレギュレーションとは異なり、初投稿から5作以内の投稿作品は発掘枠という形でご紹介を行ってきています。実は、この枠内でも非常に多くの投稿が日々行われているのが現状です。これは体感的にも毎回発行をしていると実感をしている部分でもあります。こうした意見というべきなのか、想いが伝わるか分かりませんが、初投稿者を盛り上げるようなランキングもきっと、応援という意味でもいいのでは？と想いここに記載をさせて頂きました。

　今回のボカコレで最も注目されたのは、いわゆるネタ曲投稿と言われる作品らが溢れ、ランキングにも数々ランクインされていったという事です。この現象は以前にもありました。ネタ曲投稿というのは、ボカロランキングとしてどうなのか？というご意見もあるかもしれません。しかし、私はこうしたネタ曲というのは必要であると思っています。勿論、過激的な物は如何なものかというのはあります。何を言いたいのかというと、動画を見て、ニコニコし、楽しんでいる。そして、その楽しみだけにとどまらず、2次創作を創り出し、クリエイターへも還元が行くという、いわゆるニコニコサイクルが自然と発生していっていました。特に躊躇に出ていたのが、今回のボカコレのランキングからも見られると思います。

　こうした現象から、楽しむという事。そして、それを2次創作として生み出そうという。この循環をより多くのボカロ作品らから生まれるといいなぁと。そう思いました。この現象をイベント期間中だけでなく、普段から2次創作が行われている。この現象を少しでもトピックとして取り上げるような場所が必要だなと痛感しました。と同時に、この2次創作関係でいうと、小さな物になるかもしれませんが、歌ってみた、演奏してみた、リミックス・カバーに関しては、Timesとしては発行物を継続的に行っています。発行時にはチェックをして頂けるといいなぁという個人的な想いはあります。

如何だったでしょうか。2021年秋のボカコレ。来年の開催も決定していますが、今回は大きく２つのトピックでコラムを書かせて頂きました。ボカコレは毎回盛り上がっており、次回はどんな感じになるのかという楽しみだ出てきています。Timesとしては、少しでもボカコレ期間中、小さいかもしれませんが、期間外でも継続的に何かボカロ文化支援ができればと思っています。ニコニコに投稿される新たなボカロPが数多く誕生し、その楽曲から2次創作が生れるような世界観が今後やってくるといいなぁと思いながらコラムを書かせて頂きました。長々と失礼しました。