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日本で初めての電信は信州から?

2019/09/22 09:06 投稿

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日本海底ケーブル史 第一章では日本で行われた初の電信は1854年にペリーが2回目の来航の時に持ち込んだエンボッシングモールス電信機(紙テープにモールス信号を押しつけて印字する信号機)としている。

 図1 ペリーが持ち込んだエンボッシングモールス電信機

しかし信濃(今の長野県辺り)の松代藩の佐久間象山が1849年にオランダの百科事典を元に電信機を作成したと言う説がある。
実際長野市松代には彼が電信実験を行ったと言われる鐘楼があり、郵政博物館松代通信資料館などに絹巻銅線が遺されている。
ではなぜ動画で取り上げなかったかというと、サムライ、ITに遭う : 幕末通信事始や「産業考古学 = Industrial archaeology (34)」「産業考古学 = Industrial archaeology (32)」では、実験したのは間違いないが1860年が妥当であろう、と言う説を見かけたため。
どうやら象山の門下生が1849年に実験したと証言したためらしい。

ちなみに象山の門下生の一人である勝海舟の妹は象山の妻。
そして勝は1854年夏頃オランダから提供されたモールス電信機を1855年に13代将軍家茂の前で実演した際の責任者を務め、電信機の解説書を残しているらしい。
そして勝はペリーの電信機とオランダの電信機を比較して「アメリカ製の方が簡単で性能が良い」と感想を残している模様。

こんなところにもつながりがあったりする。

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