チラ裏の曲制作裏話

「残傷」と「キラメキを見つめて」

2017/08/17 19:28 投稿

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では、先日投稿した2曲について書いていきましょうか。


「残傷」


俊月初のボカロオリジナル曲。
そのサウンドは哀しさを思わせる。所々に挿入される笛の音色がさらに悲壮感を漂わせる。

↓以下歌詞↓

たった 一度きりの 対面だった
わからない 君が そんな風になった理由
僕の中の 時計が 止まったままで
不安な気持ちが 波のように押し寄せる

ごめんねと伝えても
君の 態度は固く
話さずにいるから
わからないんだ 君が

友情 絆 それさえも
君と僕の間 開きがある
僕に 2度とチャンスは ないの?
心 曇り空のまま
壁があって 届かない
素直な 僕の気持ち


君は 楽しそうに話してくれた
嬉しかった 僕は
日々がとてもきらめいた
君は 失ってしまった 僕への興味
悲しかった 僕は
理由‐わけ‐を話してほしいよ

違う道 進んで
君の 居場所が 遠く
届かなくなるのは
辛すぎるんだ 僕は

僕に 2度とチャンスは ないの?
心 曇り空のまま

友情 絆 それさえも
君と僕の間 開きがある
僕に 2度とチャンスは ないの?
心 曇り空のまま
何をしても 伝えたい
せめてもの 僕の気持ち
↑歌詞ここまで↑

あとがき

 実はこの曲、完成した動画を私は1回も通しで見ていません。見るつもりもないです。というのも、私自身聞くのが辛いからです。この曲の制作背景には、実際に起こったとある辛い出来事が関係しているのですが、この曲を書くことで自分の気持ちに少しでも整理をつけたかった、という気持ちがありました。
 日々辛くて辛くて、ずっと自分の殻に閉じこもり塞ぎ込んでいた。誰も何も信用できない。一言で言うと闇に飲まれていました。こんな私に一体何ができるだろう。そうだ、今のこの気持ちを創作で思いっきり表現してぶつけてみよう。そうしたら誰か聞いてくれる人が、共感してくれる人がいるかもしれない。そんな思いからこの曲は生まれました。実際の出来事で何が起こったのかは私からは言及をしませんので、聞いた皆さんが自由に想像してもらえればと思います。

ここからは代表的なパートごとに書いてみようと思います。

リズムパートについて
 2番のサビラストのリズムは、メロディを考えた当初からの決め打ちでした。綺麗に決まってたでしょ?(笑) 実は本来は1番のサビにもこのキメがありました。この曲を作る時の構成として最初に考えていたのは、オーソドックスに、ABサビ間奏ABサビ間奏サビ、という構成だったのですが、しかしいざこの構成にしてみると6分超えという事態に! さすがに長すぎるので、削った結果最終的にあのような構成に落ち着きました(それでも5分超え・・・)。この曲に関しては上述した通り、結構感情を入れて歌う曲、ということもあり、変にドラムを入れてリズミカルにした瞬間曲が死ぬんですね。なのでリズムの入れ方は非常に苦労をしています、はい。
ピッコロパートについて
 挿入した笛の音色の正体はピッコロなんですが、これが私の感情を表してると言っても過言ではないと思います。間奏の部分のメロディは元々サビに裏メロ的な感じで入れていました。しかし、メロディと邪魔しあったため、そっくりそのまま間奏部分に持ってきました。この笛の音色を入れた瞬間、曲が悲しみを持って泣き始めたという印象がしたので気に入ってます。2番A途中からBにかけて単調に入れていますが、意外と悲しみを引き出せている気がします。
歌詞、メロディについて
 私から言及することもあまりないのですが、「僕に2度とチャンスはないの? 心曇り空のまま」の歌詞の部分が今回一番の盛り上げどころだと思っていて、強調するためにボカロソロパートまで突っ込みました。一番の盛り上げどころで、私にとっての最大の嘆きの歌詞を込めてしまったので、ここで制作途中何度もやられかけました。どこかの誰かに刺さる歌詞であってほしいです。今回曲先(メロディを先に作って歌詞を後から作る)で作ったので、国語力がない私はうーんうーんと唸りながら歌詞をひねり出してました。(笑)



「キラメキを見つめて」


俊月2作目のボカロ曲。
とある人のイメージソングであり、誕生日プレゼントの曲。
サビが非常に覚えやすく、頭に残ると巷で評判。

↓以下歌詞↓

何度でも
 めげずに立ち向かう
苦しくても
 自分の道進む
好きなもの
 決めて走り出した
だから今
 夜明けを待っているんだ

例えそれが
 叶わなくても
選んだ道
 後悔はしない

輝く夢を
 目指した先に
叶えられたなら
 どんなにいいだろう
素晴らしいことが
 楽しいことが
伝えられたなら
 わては幸せなんだ
(以下サビ繰り返し)
↑歌詞ここまで↑

あとがき

 先に「残傷」を聞いてこの曲を聞くと、何か気づいた方がいたかもしれません。「キラメキを見つめて」は、私の中で対比、裏表の存在にある楽曲です。裏が「残傷」なら、「キラメキを見つめて」は表です。そのため、意図的に「残傷」の要素を「キラメキを見つめて」に輸入してそのまま使用していたりします。楽器構成、展開などもろもろ違うのであまりそうは聞こえないですけどね。

共通、類似点を書き出してみます。
・曲のキーは
 「残傷」はEマイナー
 「キラメキを見つめて」は同じ構成音からなる平行調のGメジャー
・ドラム、ベース(一部)のパターンが共通
・Bメロのコード進行が1か所を除いてコード番号で共通
・「残傷」のメロディで開幕のミファソ(EFG)、
  繰り返しで強調されたソラシ(GAB)の並びを「キラメキを見つめて」のBメロで使用

 このように音楽的な共通点が多い楽曲でもあります。「残傷」がマイナスに振り切った楽曲なら、「キラメキを見つめて」はポジティブに明るく前に進もう、といったイメージの楽曲ですね。

ここからは代表的なパートごとに書いてみます。

歌詞、メロディについて
 この曲は詞先(歌詞を先に書いてメロディを後からつける)でした。「残傷」と比較して印象はどう違ったでしょうか。個人的には「キラメキを見つめて」の方がメロディと歌詞がきれいに纏まっている気がするんですよね。ただメロディの力が強いのは「残傷」だと思っていて・・・。難しいところです。
 詞先ということもあり、実は歌詞に少し細工をさせてもらいました。歌詞に違和感ないでしょうか? 細工の意味は私だけが知っていればいいので種明かしは聞かれても絶対にしませんけどね!(笑)
 サビは思わず口ずさみたくなるようないいメロディだと私は思っているんですがどうでしょうか。そこにいたるABメロが個人的には微妙なんですが。
転調

 作曲するなら一度はやってみたい転調。この曲でやってみました。サビがいいだけに綺麗にはまりましたね。半音上げてA♭メジャーに転調させたのですが、他のキーだとほぼはまらないという事態が起きてしまいました・・・(泣)




ということで2曲に関してのあとがきでした。「残傷」の方は後ほどM3などで頒布していこうかな、とかは考えています。

俊月先生の次回作にご期待ください!


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