十一月二十一日、ロシアはウクライナのドニプロ市に向けてミサイルを発射し、ソ連時代の最大級のミサイル製造工場に着弾した。ウクライナは当初、ICBM(大陸間弾道ミサイル)と発表したが、ロシア政府によって、新型中距離弾道ミサイルのオレーシニクであったことが明かされた。
このミサイルは、二〇二一年ごろから構想が囁かれ始めたもので、プーチン大統領は「実験は成功した」と言い切った。さらに、増産態勢に入るよう命令している。ただ、経済制裁の影響で軍需産業は衰退。軍事技術者が十六万人不足しており、これから増産することは容易ではない。
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