先の衆院選で惨敗した日本維新の会がお家騒動に揺れている。
「潔く辞めろ!」
 十月三十日、国会内で開かれた維新の国会議員団の役員会。猪瀬直樹参院議員は、メディアが頭撮りを終えた直後から、敬語も使わずに、馬場伸幸代表(59)の即時辞任を求めた。
 維新は衆院選で大阪府内の全十九小選挙区を初めて完全制覇したが、それ以外は軒並み苦戦。東日本の小選挙区では全敗、比例代表の総得票数も二〇二一年の前回から約二百九十五万票減の約五百十一万票にとどまった。議席数は公示前の四十四から三十八議席に後退し、有権者の「維新離れ」が鮮明となった。 
週刊文春デジタル