教育に関係するようになってから、私が注意していることがある。それは、
「皆さん、本を読みましょう」
という言葉だ。
大学でも、附属の高校、中学に行っても、これを口にしたとたん、みんなさっとシラける。そして、
「ありきたりのつまんないことしか言わない」
という冷ややかな視線が私にくる。
作家としてつらいことだが仕方ない。今まで私は長いこと、読書啓蒙運動に参加してきた。読書推進ナンタラ、という委員会やプロジェクトもやってきた。
「ハヤシさんは本屋の娘なんだから協力して」
と頼まれ、書店の代表や出版社の社長さんたちと、議員会館に行ったことも。読書週間には都心の書店前でビラも配った。
ここから先は有料になります
チャンネルに入会して購読する
月額:¥880 (税込)
- チャンネルに入会すると、チャンネル内の全ての記事が購読できます。
- 入会者特典:月額会員のみが当月に発行された記事を先行して読めます。
ニコニコポイントで購入する
- この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。