「紀州のドン・ファン」の自叙伝のある艶福家が、謎の覚醒剤中毒死を遂げた。発生から六年余り経った事件の裁判員裁判が九月十二日から和歌山地裁で始まっている。和歌山県田辺市の会社経営者・野崎幸助氏(享年77)を殺害したとして罪に問われているのが、当時二十二歳だった新婚妻の須藤早貴被告(28)である。 
週刊文春デジタル