人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
“鹿と僕のエピソード”
小学校低学年の通知表、その備考欄には毎度この言葉が記されていた。
“落ち着きがない”
成績も良くなかったので仕方ないが、この評価だけは間違っている。こんなことがあった。その日、先生は、奈良公園に響き渡るような大きな声で僕を怒鳴りつけたんだ。
「落ち着きがないからそんなことになるんや!」
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