異例の謝罪会見だった。
 七月十九日に緊急会見を開いた日本体操協会。藤田直志会長や西村賢二専務理事といった幹部が、カメラに向かって深々と頭を下げる。二十歳未満にもかかわらず喫煙と飲酒行為が発覚した、体操女子日本代表のエース・宮田笙子(19)のパリ五輪出場辞退が公表されたのだ。 
週刊文春デジタル