「“いとう”違いでは?!」
 金融界からそんな声が上がったのが、七月五日付で行われた金融庁長官人事だ。栗田照久長官(60)が退任し、後任に昇格したのは、井藤英樹企画市場局長(59)だった。
「そもそも栗田氏は昨年七月に就任したばかり。最近は二年以上長官を務めるケースが多かっただけに、栗田氏の交代からして予想外でした。ただ、輪をかけてサプライズだったのが、その後任が井藤氏だったことです」(メガバンク幹部) 
週刊文春デジタル