ここまで急に落ちぶれる元国会議員も珍しい。投資詐欺などの被害金を回収するため、弁護士の名義を無資格の他人に貸して法律事務をさせたとして、警視庁捜査二課が弁護士法違反(非弁提携)容疑で元衆院議員で弁護士の今野智博容疑者(48)を逮捕したと発表したのは六月十三日のこと。
「捜査二課はほかに二十九~五十一歳の男女十人も今野容疑者の名義を使って被害金回収の法律事務をしたとして逮捕。二十三都府県にいる九百人前後の詐欺被害者から被害回復の着手金として計約五億円を受け取ったとされますが、回収が成功したケースはほとんどないとみられます」(警視庁担当記者)
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