「ひとまず最終局に持ち込めてよかった」
 五月三十一日、将棋の叡王戦第四局。負ければ失冠の土俵際に立たされていた藤井聡太八冠(21)は、命脈を繋ぐ勝利を掴み、急場をしのいだのだった。 
週刊文春デジタル