地銀大手ふくおかフィナンシャルグループが、傘下のデジタル専業銀行「みんなの銀行」(永吉健一頭取)からの撤退を検討しているという。五島(ごとう)久社長が五月二十八日、アナリスト向け説明会で明らかにした。
「赤字体質から抜け出せず、二〇二七年度の黒字転換が見通せない場合、今年度内にも撤退や事業転換を判断するとのことです。その後、五島氏は五月三十一日の会見で『具体的に撤退を考えているわけではない』と述べましたが、厳しい状況には変わりありません」(地銀関係者)
みんなの銀行は二一年五月からサービスを開始した国内初のデジタル銀行。口座開設から各種機能の利用まで、スマートフォン向けアプリに集約している。
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