世界最大のプロレス団体WWEのトップ、ヴィンス・マクマホンが経営から退いた件は、この連載でも書いた。職員や女性レスラーへの性的虐待で告発されたからだ。
「選手や女性を踏みにじるスケベで卑劣な経営者」というギミック(プロレスの仕掛け)を演じてきたヴィンスだが、それは事実だった。もうシャレにならない。極悪社長とレスラーたちの「労使闘争」が軸だったWWEは最大のヒール(悪役)を失ってしまった。山守組長なしで『仁義なき戦い』を続けられるのか?
だいじょうぶ。WWEの新しい「ファイナル・ボス(ラスボス)」が就任したから。
それはザ・ロック! ハリウッドで映画1本のギャラが2000万ドル以上のスーパー・スター、ドウェイン・ジョンソンだ!