『ブギウギ』も終わった。これを半年見ながら思ったのは「テレビの力」。
私は二十年ばかりOSK日本歌劇団のファンをしていて、この劇団は宝塚歌劇団の陰に隠れてマイナーな存在で客入りも「当日券でも最前列買えたりする」状態だったのが、『ブギウギ』のおかげで「笠置シヅ子の出身劇団」としてOSKの名前はあっという間に広まった。それまでは「OSK」なんて言ったってわかってもらえず、いちいち「大正十一年創立の女性だけの歌劇団だけど宝塚とはちがう」とかクドクド説明しないといけなかった。そこまで説明しても「OSKって宝塚ですか?」とか言われる始末。どういう意味なんだ。
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