ロシア反体制運動指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が二月十六日、北極圏の刑務所で死亡した。前日にはオンラインで裁判に出廷し、痩せながらも元気な姿を見せていた。
 ロシアのSNSでは、「血管痙攣を引き起こす毒を飲まされた」「プーチンがゆっくりと死に至る形の毒殺を許可した」などと、暗殺説が広がるが、今のところ証拠はない。ただ、死の直後に地方の機械工場を視察したプーチンは、「歓喜にあふれていた」(ワシントン・ポスト紙)という。 
週刊文春デジタル