週刊文春デジタル

最後のテレビ論 第17回 鈴木おさむ「最後の地上波連続ドラマ」

2024/02/08 05:00 投稿

  • タグ:
  • コラム
  • 鈴木おさむ
 これまで放送作家人生32年の中で、おかげさまで連続ドラマの脚本に挑戦させて頂くチャンスが何度かありましたが、正直、苦手意識は否めませんでした。
 2017年、テレビ朝日「奪い愛、冬」というドラマはドロドロ不倫ドラマだったのですが、その作品で初めて自分のドラマの世界観が「開眼」した気がしたのです。水野美紀さんは怪演女優の芽を出し始めていました。そのドラマで夫が不倫して狂っていく、中々あり得ない濃すぎのキャラを見事に演じてくれました。水野美紀さんのおかげで、僕が書くべきドラマの方向性が見えたと言っても過言ではありません。本当に感謝しています。
 自分のドラマは女優さんが今までやったことのない役を振りきって演じて貰った時に、ヒットしやすいのではないかと気づけました。
 そして、2024年1月に始まったドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁(およめ)の騙し愛―」。これは美人妻の綾香に浮気された男・渉が娘の親権を取り離婚しようと奮闘する漫画原作をもとに、僕が脚本を書きました。 
週刊文春デジタル

ここから先は有料になります

チャンネルに入会して購読する

月額:¥880 (税込)

  • チャンネルに入会すると、チャンネル内の全ての記事が購読できます。
  • 入会者特典:月額会員のみが当月に発行された記事を先行して読めます

ニコニコポイントで購入する

  • この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

週刊文春デジタル

週刊文春デジタル

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細