週刊文春デジタル

最後のテレビ論 第10回 鈴木おさむ「大物を口説く努力と気遣い」

2023/12/14 05:00 投稿

  • タグ:
  • コラム
  • 鈴木おさむ
 他の番組では中々見ることの出来ないゲストが自分と関係ない番組に出ていると、悔しくなる。
 番組の会議では、ゲスト案を考えるという仕事がある。そこで、最近話題の人の名前が挙がるが、滅多にゲストで出ない人の名前を出すと「出たらいいけどね」で終わることが多い。
 ヒットしている番組の中でも、特に「気合の入ってる番組」は、他で出してない人を出してやるという意気込みがすごい。
 日本テレビ「しゃべくり007」なんかは、特に21時台に枠移動してから、その気合をより感じる。例えば、葉加瀬太郎さんがほぼメディアに一緒に出たことのない娘さんと一緒に出て高視聴率を取り、しかも話題になった。あの番組は、スタッフが、他で見たことない人と、見たことのない組み合わせを出そうと、時間をかけて関係性を築き上げて命を削ってブッキングしている気がする。 

ここから先は有料になります

チャンネルに入会して購読する

月額:¥880 (税込)

  • チャンネルに入会すると、チャンネル内の全ての記事が購読できます。
  • 入会者特典:月額会員のみが当月に発行された記事を先行して読めます

ニコニコポイントで購入する

  • この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

週刊文春デジタル

週刊文春デジタル

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細