人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
カルチャーショックなんて、そんな生易しい言葉では語れないもの。
それが、高校1年生の時に受けた“アチョーショック”だった。
今では誰もが知るであろうブルース・リーの怪鳥音「アチョー」であるが、映画『燃えよドラゴン』(’73)を公開初日に、しかも、ほとんど前知識なく観に行った者が受けた初アチョーの衝撃たるや、いくら、
“想像してみて”
と、ジョン・レノンが言ったとしても無理なこと。
アチョーはアチョーに止まらず、
「アタアタアタ……」
と、続くこともあり、恐れすら抱いたものだ。
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