北朝鮮は二十二日、軍事偵察衛星「万里鏡1号」の打ち上げに成功したと発表した。北朝鮮メディアは衛星が米空母などの写真を撮影したと主張するが、日本政府からは衛星周回軌道に乗る速度に達していないという指摘がある。韓国の情報機関、国家情報院も二十三日、地上解像度が十分ではないため、軍事偵察衛星として価値がないと説明した。
散々な評価を浴びた北朝鮮の衛星だが、航空幕僚長を務めた片岡晴彦日本宇宙安全保障研究所副理事長は「侮れない」と語る。
「今回の発射の最大のポイントは、北朝鮮が衛星軌道に予定通りに衛星を投入できるかどうかだった。衛星はダミーでも良いくらいだ」
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