浜口雄幸内閣は世界大恐慌まっただなかの一九三〇年一月に金解禁をして大不況を招いたことを192回で説明しました。今回はその世界大恐慌を詳しく見ていきましょう。
一九二〇年代の世界は第一次世界大戦の終戦や、スペイン風邪沈静化もあり、国際協調のムードが漂っていました。
アメリカはその時代、T型フォードの大ヒットや、電灯、電気冷蔵庫、水洗トイレ、ラジオが急速に普及し大きな発展を遂げていました。そこに訪れたのが、投資信託が生んだ投資ブームです。二〇年代以前は数社だけといわれた投資信託会社は、二七年に百四十社、二九年には二百六十五社が設立され「誰でも金持ちになれるで」と株売買は大衆を巻き込んでいました。
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