人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
少し前、東京駅にある東京ステーションギャラリーで『甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)の全貌』と題された展覧会を見た。
大正期から昭和初期にかけて活動した日本画家だが、その才能は多岐に渡ってた。
特にグッときたのは時代劇映画に於ける衣装のデザイン。
実際に使用された絢爛豪華な和服が何着か会場に並んでた。
横にはその映画のポスター。市川右太衛門主演の『旗本退屈男』シリーズのは、もはやサイケ。目を奪われた。
世代的に映画館で観たことはないが、西川のりおさんのギャグ、
「パッ! 天下御免の向こう傷、パッ! 拙者、早乙女主水之介(もんどのすけ)」
で、その名ゼリフは存じ上げている。
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