派閥の子分から議員辞職を申し入れられた自民党の麻生太郎副総裁は唖然とし、「何をバカなことを」と翻意を促したが、本人の意思は変わらなかった。六月十六日に辞職を正式表明した高野光二郎参院議員(48)のことだ。
高野氏は地元・高知市での記者会見で、昨年末、当時秘書だった二十代男性の顔を殴って鼻血を出させた暴行の責任を取って辞職する考えを示した。
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