人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
“ブームは起きるものじゃなくて、起すものなのだ”
などと、御託を並べるようになった30代半ば(1992年頃)、やたらカーッときていたのである。
学生時代に作ったオリジナルソングが400曲以上にも及び、友達から「プロより多いんじゃねえの」と、からかわれたこともあったけど、逆にプロじゃないからこそ作れたんだと思う。
土台無理だけど、売れ筋路線を意識して書く必要なんてないんだから。
当時はバンド活動も頻繁に行っていたので、その“マイブーム原理”でさらに曲数は増えた。
“暗いお堂にひとり立ち
極楽浄土のサウンドで
踊る 観音”
『君は千手観音』と、題したその歌詞は、これから起す仏像ブームのテーマソングにと思い書いた。
もちろんそんなことは誰からも頼まれちゃいない。
強いて言えば仏像好きになった小学4年生時の自分。
「おじちゃん、仏像がめちゃカッコイイことをその歌で広めて下さい」
と、過去から手紙が届いたような気がした。

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