「緊急事態宣言」発出を決める前日の一月六日、菅義偉首相の姿はキャピトル東急のラウンジ「ORIGAMI」にあった。会食自粛を余儀なくされる首相が、それでも朝食を共にした相手。「メディアアーティスト」の肩書きを持つ落合陽一氏だ。
この日の主な話題は、二〇二五年大阪万博。どんなパビリオンを設けるか、どう準備を進めるか……タブレットを片手に熱く語る落合氏の話に、首相はサラダとフルーツを食べながら耳を傾けていたという。
「首相は三十三歳の落合氏について『彼は凄い。応援してるんだ』と目を細めており、官房長官時代から定期的に会合を持ってきました。実際、落合氏は政権の目玉政策、デジタル改革に関する政府の有識者会議の構成員も務めており、大阪万博プロデューサーの一人でもあります。ただ、眼前のコロナ対策で窮地に立たされる中、『四年後』の未来の話に半ば“現実逃避”しているかのように映りました」(官邸関係者)

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