自民党の林芳正参院議員(59)が、衆院山口三区への鞍替え出馬を固めた。「参院のドン」青木幹雄元官房長官や、林氏が所属する岸田派の前会長、古賀誠元幹事長にも一月六日に面会し、出馬の意向を伝えたという。
林氏は東大、ハーバード大院、父の秘書などを経て、一九九五年に参院に初当選。防衛相、経済財政相、農水相、文科相を歴任した。閣僚の不祥事が起こるたびに、代打起用が取り沙汰され、「困った時の林」と言われるその能力は折り紙付きだ。
早くから宰相を目指し、二〇一二年の総裁選に出馬したが、これは“負け覚悟”の顔見せ興行。本気で首相を目指す際に避けて通れなかったのが衆院鞍替えだ。衆院の解散権を持つ首相は衆院議員であることが不文律。選挙のたびに鞍替えが囁かれてきたが、今回は不退転の決意だ。

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