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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第020回「鋼のようなシスターフッド」

2020/03/12 05:00 投稿

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  • コラム
  • 宇垣美里
 マリコが死んだ。睡眠薬を大量に飲み、ベランダから飛び降りて。定食屋のテレビから流れるニュースでそのことを知った親友のシイノは、マリコの父親から強奪した遺骨を抱きしめ旅に出る。目指すはかつてマリコが行きたがっていた「まりがおか岬」。旅のお供は筆まめなマリコが残したたくさんの手紙だ。
 この漫画の名は『マイ・ブロークン・マリコ』。死んでしまったからブロークンなのではない、彼女は元々ぶっ壊れていた。父親にあざだらけにされ、母親に捨てられ、彼氏に骨を折られ、自らの手首を刻み、その度にシイノが体を張って救い出すのに、また吸い寄せられるように地獄に舞い戻ってしまう。被害者でありながら、お前のせいだと指さされ、それを受け止めるうちに傷付いて、傷付いて、傷付ききってしまった。なんで死を選んだのか、その直接的なきっかけは分からないけれど、潜在的な原因があまりにも多すぎる。 

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