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宇垣総裁のマンガ党宣言! 宇垣美里 第013回 「終わりのない生の苦しみ」

2019/11/28 05:00 投稿

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  • 宇垣美里
 最初に目を引かれたのは、その特徴的な美しい作画。すらりと手足の伸びた華奢な体躯に色とりどりにきらめく髪、それらから仄かに香る色気に魅了されて『宝石の国』に手を伸ばせば、広がっていたのは果てしない地獄だった。淡々と降り積もる絶望に、べったりと纏わりつく虚無。切なくて悲しくて、でも儚く美しく愛おしい。私は彼らのためにもう祈ることしかできない。
 遥か遠い未来、不死の体をもつ宝石たちは、彼らを装飾品にしようと月から襲来してくる月人と戦っている。彼らは医療や戦闘、服飾などそれぞれの特性に合わせた役職についているが、主人公のフォスフォフィライトは戦闘職を望むものの、体の脆さや天性の不器用さもあいまって何の役割も与えられぬままであった。月人との戦いを望むのはひとえに自分たちを導き愛してくれる金剛先生を助けたかったから。ところがフォスが思わぬ出来事により力を得たことで物語は動き出し、彼自身も様々な経験の中で真実に翻弄されることになる。 

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