ジャーナリストの池上彰氏の朝日新聞で月1回連載しているコラム「新聞ななめ読み」が掲載されないという判断がされたが、朝日新聞社側は4日、掲載することになった経緯と掲載を許可した理由を含めて、コラムを掲載した。この件は週刊新潮の「スクープ速報」が第一報を飛ばしたことで明るみになった。ただ文春側にも不自然さが見られるが、そこには週刊誌報道のあり方が見え隠れする。

 方針を転換し掲載されたのは「連載:池上彰の新聞ななめ読み」で、「慰安婦報道検証」( http://digital.asahi.com/articles/ASG935H4GG93UPQJ008.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr03 )だ。朝日新聞が8月5、6日付けで「慰安婦問題を考える」と題した、過去の自社の報道を検証した報道の分析や感想を書いたもので、「過ちを訂正するなら、謝罪もすべきではないか」と記