理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が死亡した。自殺とみられている。STAP細胞論文の主要な共同執筆者の一人で、論文の最終段階で関わっていたが、STAP細胞の存在に疑義が出ていた。そのため、笹井氏の自殺は大きく報道された。自殺報道に関しては、WHOの自殺報道ガイドラインがあるが、日本の報道機関が自殺報道のあり方に関してガイドラインがあるわけではない。
【自殺か自死か】
そもそも自殺に関して、最近では行政機関が「自死」と表現する場合も出て来た。多くの報道機関ではまだ「自死」との記事は少ない。今回の場合でも「自死」と表現したのは。東洋経済オンラインの記事「理研の笹井芳樹氏は、なぜ自死を選んだ」の見出し部分。本文中は「自殺」となっている。そのほかの報道機関は、本文と見出しともに「自殺」を採用していた。
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