「Senriさん、夫のところへ子供達を預けようと歩いてたら襲われちゃいましたよ。私マスクして長い黒髪で二人子供連れで、なんだか『いかにも無防備なアジア人』って感じすぎたのかもしれないんですけど、怖かった」
クイーンズ地区のFlushing は中国人、韓国人が多い。教育のレベルが高いということもあり、彼女はそこに住み子育てをしている。しかし流石に「中国人が多い場所での子供の保育はこれ以上感染の観点から危険」だろうとブルックリンの元夫の元へ子供達を預けるため3時間半かけててくてく歩いている途中だったらしい。
NYはロックダウンが続きEssential Store (生活に必要なものを売る店)以外全てが閉まり、我々は家の中に24時間いる。カフェやバーやレストランが閉まると人出もバッタリで街はゴーストタウン。地下鉄やバスは動いているにはいるが基本的に一般人はまず乗らない。一輌に2人か3人、医療関係者や小売店で働く人などだけだ。ガラガラの地下鉄やバスが一日中動いている様はある種異様なものがある。
「でも明るい方向へ必死に逃げて無事に切り抜けました。今は本当に危ない時期ですね。Senriさんも気をつけてください」