5月にトリオ(Ari Hoenig, Matt Clohesy, Senri)でやったBlue Note Japanツアー、その後ハワイのBlue Noteのショーを無事に終えて、NYに戻ってからどうしても病床の父にもう一度会いたくてトミジャズのshowが終わった翌朝7時の飛行機でシアトル経由2泊で大阪に帰った。
二日目の晩、父の意識が戻り、ボードに「ビール飲むか?」と書いてくれたのです。ノンアルコールビアをローソンで自分用に買ってたので「飲もう飲もう」と急須に入れてあげて2人だけで乾杯。1時間半かけて飲み干したのです。翌朝NYに戻ったら妹から電話で父が亡くなったと。
その二日後にこの"Hmmm" のレコーデイングでした。父の意識が戻ったのもこのレコができたことも僕にとって奇跡の連続でした。
Brooklynに日本で9月4日に発売される日本盤のサンプルが届きました。青い色はスペシャル盤でBlue Note Tokyoでのライブ録音がついて、Poignant Kissesという曲がスイングバージョンに。 オレンジ色のものは通常盤でアメリカ盤(白色でこの後20日に出ます)と同じくPoignant Kissesはハウスバージョンに。
同じ箱で届いた中に、僕が10曲め「すきのその先へ」を書き下ろした渡辺美里さんの新しいアルバム「ID」が。
NYへ渡って12年。 自分のアメリカでのジャズIDを探してようやくSenri Jazz に辿り着いて作った"Hmmm"と美里さんの"ID"が同じ箱で届いた朝。晴れやかな朝日とともにブルックリンの自宅の外階段に飾って。
さあ、6日には59歳になります。しかし気分は全く22歳な感じで不思議です。9月8日には7時開演でバードランドにてトリオでこのアルバムのワールドプレミアライブします。みなさんぜひ聴きにいらして。会いたいです。
https://www.birdlandjazz.com/calendar/
レコーデイングの様子です。
https://www.youtube.com/watch?v=7lUVJopAa0o&t=34s
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。