留守伝票

「100万の命の上に俺は立っている」七話を見た感想

2021/03/30 23:09 投稿

  • タグ:
  • 100万の命の上に俺は立っている
  • 感想
  • アニメ感想
  • アニメレビュー
おはようございます。僕です。


仕事で時間が取られ、月一の更新も危うくなってきましたが、インディー・ジョーンズが閉まる門の隙間から帽子をしっかり回収するがごとく、僕もギリギリで三月の記事を更新します。そう、インディー・ジョーンズの帽子と同じ、「大事なもの」なので。

なんかニコニコのブロマガが10月の頭あたりでサービス終了するとかなんとかニコニコの運営が言ってますが、僕はギリギリまで粘ってから引っ越しをするつもりなので、サービス終了する前にとりあえず次の家の骨組みだけは組み立てました。よければブックマークの適当なフォルダにでも放り込んでおいてください。次の家でも、よろしくお願いしますね。
留守伝票(はてなブログ)

さて、感想やっていきましょう。



七話を見た感想

第一印象は「面白いと思った矢先から話が一瞬止まるような感じがしてイラッとする」です。なんなんだこのちょくちょく「やりたいこと」が全面に出てくる瞬間。感情を一本筋通して物語展開してくれ。


アバンは友助が穴から上がってくるところからスタート。地道に壁を包丁で削り、足場を作って登っている。地味〜〜〜。何度も死んだ上でトライしているらしい。「シーシュポスの岩」か?
友助は登りながら過去の回想を始めた。熊本から東京に引っ越してきて、訛りの恥ずかしさから内気になり、なぜか歓迎ムードが一切ない。遠くからやってきた転校生なんか小学生は興味津々のはずだろ。
それから友助はずっとぼっちの生活をしてきた。先生から「誰か四谷を入れてやれ」って言われるのが一番キツい。一番言われたくないこと大声で言うな。
そしてトライ&エラーを繰り返し、ついに友助は大穴から這い上がることに成功した。なんか筋肉ムキムキになってない?ムキムキのなり方が「そふとくりぃ〜む」にさらわれたピヨ彦と同じなんだけど。



「登れない設定にしたつもりだったろうが……登ったぞ……!マスター……!!」と勝利宣言とも思えるようなセリフ、そしてオープニング。Twitterで報告されているようなゲームシステムの穴を突いた変態プレイを成し遂げたゲームプレイヤーとは、全員こういう感情を抱いているのだろうか。

オープニング明け、友助は暗闇の中壁を伝って歩いていたが、コケてしまった。頭に表示される地図は上から見た図なので凹凸のようなものは表示されないらしい。現実の地図の優秀さがわかる。後々伏線になってきそうだな……。

そんな中、明かりを見つけて近寄っていくと、ログだった。久しぶりに見た気がするな。ログという存在。
触れてみると、道中一緒に旅をしてきた戦士、ビムズバーグさんが亡くなっていた。一緒に馬車を押したり、夕飯を作ってあげたり、馬車を押したりした人だ。僕も多少はこのアニメに思い入れがあるので、キャラが亡くなると素直に悲しい。ログでは、カハベルさんが最後の言葉を涙ながらに贈っていた。チョイ役にも人生があると思うと切なくなる。
友助も道中の思い出を振り返り、「俺がカハベルさんを仲間にしたから……」と後悔していた。



こういう回想を入れられるとチョイ役なのに心にジンとくるものがある。こういう画面効果ずるいと思う。嫌が応にも切なくなるから。

友助は初めて「戦友」と呼べる存在が出来て、そしていなくなったとしても死に顔すら拝めないことを悲観し、別れの言葉を残して去った。「結局俺はいつだって、誰からも《他人》だ」と自らの孤独を感じていた。

一方、カハベルさんたちはガーゴイルの前に吸血コウモリが寄ってくるのでなぎ払っていた。全て一刀両断していたカハベルさんは前進し、ガーゴイルと対峙した。かろうじてコウモリを払っていた新堂さんは、カハベルさんの後ろについた。テニスの動きを使い、寄ってくるコウモリを払う動きの筋がいいとカハベルさんに褒められた新堂さんは、カハベルさんに「なぜやめたんだ?続けるといい」と言われ、思い出した。このゲームの魔法使いステータスが現実に引き継がれていたせいで、実力が出せず最後の試合で一回戦負けしていた。めちゃくちゃムカつくな……。クソ仕様すぎる。

「はい!続けます!高校でも!」と返事をして振り返った瞬間、カハベルさんの腹にはガーゴイルの腕が突き刺さっていた。そのまま下に落ち、水の中に消えるカハベルさん。絶望……!

このメンバーの中で一番の実力者だったカハベルさんが敗れたことで、完全に新堂さんの戦意は喪失していた。一歩一歩、後ろに後退していたが、ついにガーゴイルが新堂さんに襲い掛かった。ここで後ずさった瞬間払った吸血コウモリを足で踏み潰したことにより、新堂さんのランクが10に上がった。
その瞬間、時が止まり、例のルーレットタイムが始まった。ここで友助のアドバイスを思い出した。ルーレットが回り、止まるまでの時間が止まっている瞬間で相手の懐に飛び込み、攻撃出来るチャンスが作れるのだ。一気に飛び込んだ新堂さんのジョブは「戦士(剣)」だった。「死ねェェェーーーーーーーーッ!!」と一気に懐に飛び込んでいく新堂さん。カッコイイ
……。ここでCMカット。


CM明け、剣はガーゴイルの胴体に入ったが、通らなかった。肋骨がめちゃくちゃ硬い。ガーゴイルの右腕から反撃がきたが、それを左腕で受けた新堂さんの腕は反対側に曲がった。リアルに痛そう。こういう構図が大好きすぎる。



めちゃくちゃ興奮する……。

なんとか気力を保ち、善戦する新堂さん。ここでガーゴイルの体にカハベルさんが斬った傷跡を見つけた。以前、カハベルさんから剣の指導を受けていた際、「全身甲冑じゃない限り、継ぎ目がある場合が多い。そこを突き、急所を切れ」とアドバイスを受けていた新堂さんは、ガーゴイルの心臓を狙って突っ込んだ。

振りきった新堂さんの右腕はガーゴイルによってぶった切られ、剣を握ったままの手は宙に舞った。絵面エグいな。しかし「いったぁ〜〜〜!!」で済ませ、怯まず盾で攻撃を躱しながら股下に滑り込んだ新堂さんは、



そのままガーゴイルの背骨に位置する箇所に足をかけ、



顔面を足でチョークする形に持ち込み、



上空を舞ってた自分の腕を掴んだ。なんだこのカット。ジョジョでありそうだな。
すげぇ身体能力してやがる。やはり新堂さんにはこっちのジョブの方が向いているのかもしれない。運動部だし。




それをガーゴイルに突き刺した瞬間、ガーゴイルは目の光に揺らぎが生じ始めた。カッケェ……。

一方、友助はそろそろ合流するといった地点まで近づいていた。走る途中、友助の回想が始まった。

「俺は命は平等ではなく公平に与えられているものだと思っている。だから命の価値には点数が生まれ、順位付けが可能になる」「俺はなぜ生まれた……なぜプレイヤーに選ばれた……?俺はなんのために……お前は誰だ……?」と問いかけ始めた。一緒に旅をしてきた新堂さんと箱崎さんの回想が始まる。友助が「個」としての意識を目覚めさせるような言葉が飛び交った。新堂さんは言わずもがな、箱崎さんもしっかりと我を通す胆力があった。
ここでゲームのシステムについて考え始めた。なぜプレイヤーに選ばれたのか、ルーレットの結果が出来過ぎなのではないか、ここで求められる自分の役割とは、それを考えた結果、「自分が牽引役になり、活躍することではないかと考えた。「なぜなら現状ステータスで言ったら自分が一番強いから!!」らしい。意気込んで出てきた友助は、ガーゴイルの心臓に剣を突き刺し、満身創痍の新堂さんを見て若干テンションが静かになった。そらそうだ。前振りが真面目すぎるだろ。

兵士からカハベルさんがやられ、下の水に落ちたことを聞くと、友助は一目散に走り、水に飛び込んでいった。今まで冷徹なまでにドライな友助を見てきたパーティメンバー新堂さん、由香さんは「カハベルさんは助けるんだ……」と呆れ、箱崎さんは「よかった、やっとわかってくれたんだ……!」と安心していた。箱崎さん癒されるな……性善説の擬人化がよ……。




目が覚めたカハベルさんは、バイオハザードで見るような傷跡が腹についていた。どうやら友助が救出後、垂れ流されていた血から吸い取ったMPで傷を癒していたらしい。終わった瞬間、気絶して眠っているそうだ。



なんか久しぶりにこういう目を見た気がする。昔の少女漫画で衝撃を受けたときしか出ない白目だ。
カハベルさんは感謝より先に「勇者って疲れたときこんな白目剥いて寝るんだな……すごいピーンて伸びてるし」という感想が出てきた。起き立てで隣でこんな状態だったらしみじみと感謝出来るわけがない。まず突っ込む。

カハベルさんは友助のまぶたを閉ざすと、そっとキスをした。ヒュ〜〜〜。



なんか久しぶりにアニメで自然なキスを見た気がする。気のせいかな。僕が見てきたアニメ、ずっと唐突にキスして終わってたから……。

キスの現場をみんなに見られてしまったカハベルさんは、赤面しながらも口元に指をあて、「しーっ」のポーズをとった。きゃ〜わいいんだ。






今、カハベルさんの株が一気に上がりました。右肩上がりとかじゃない。崖のレベルで高騰している。

「なぜキスを?」の質問には「なんとなく……」と言っていたが、どう見ても恋心無自覚系ヒロインのフラグです。本当にありがとうございます。

カハベルさんは「私は友助と似ている」と話し始めた。
それは「自分が何者で、何を成せば証明できるのか」という話だった。カハベルさんの国は騎士階級はリーグ戦で決まり、3000人中100人が騎士になれる。カハベルさんは70位だった。70/3000だったら十分すごと思うが、カハベルさんの家の騎士たちはもうめちゃくちゃ強い人たちだったので、なかなか自尊心が持てなかった。「なるほど……それで今回の遠征に?」と僕が気になっていることをみんなが質問したが、「一番の理由は肉が斬れるから」と即答。肉斬れるからかい。今そういうターンじゃないだろ。そのほかにも「父は言った。『一度の実戦は素振り千に相当する』と、つまり沢山肉を斬れということだ」と最終的に肉を斬ることに終着した。真面目な空気返せ。バカ。


さて、その夜、ついに白目から復活した友助は「うわぁ!!勘違いしてた!!」と叫んだ。みんなが「どういうこと?」となっている中、友助はみんなに「荷物の定義ってなんだと思う?」と質問した。友助なりに定義すると「金目のもの、受け取り手がいるもの、運ぶ価値があるもの」らしい。
さらに友助は「村長の定義ってなんだと思う?」と質問した。新堂さんが「村のリーダーってこと?」と返すと、友助は今までのクエストは「明確な手段を用いたような指示ではなく、ある程度融通が利くような曖昧な指示であった」ということに気付いた。例えば、「村長の依頼をこなせ」は「どこ村の、なんという村長の、どういった依頼をこなしても成立はしたのではないか」ということだ。

つまり、「荷物と認められるものだとすれば何だって運び終わればクエスト完了になる可能性が高い」ということだ。面白くなってきやがった。
先ほどの友助の「荷物の定義」には死刑囚は当てはまらない、金にはならず、受け取り手もおらず、運べば死刑になって終わりだ。ここで箱崎さんは「まさか、また見捨てる気なの!?」と声を荒げたが、友助も「死刑囚が荷物ではないと決まったわけではないし、見捨てることでクエスト失敗になる可能性はある」と言い、悩んだ。そして友助は「よし、別れよう」と提案した。成る程……。

が、他の女たちは「なんか付き合ってないのにフラれたみたいだな……」とちょっと呆れ、エンディング。
だから!!!!!!!!!今!!!!!!!!そういう空気じゃないだろ!!!!!!!!

Cパートはダンジョンに様々な特定の人向けのトラップが仕掛けてあって「トホホ……」って感じのほっこり展開だった。枠外の四コマかよ。終了。


まとめの感想と考察

さて、終わりましたが、なんか今回全体的に作画がよかったような気がしますね。ヨリになったときキャラが可愛く見えた気がする。
展開の演出的にはところどころ失敗しているように見えましたけど。なんというか、「緩急をつけた笑い」を微妙に間違えている気がする。間の取り方が悪い。なんでアニメでお笑い批評してるんですか。


考察ですが、「最終的な荷物になるもの」とは一体何かということです。
今回友助に指摘されて初めて気づきましたが、確かに「全体的にふわっとしているクエストが多かった」と思いました。今回の「荷物をラドドーボに運べ」という指示でやっと違和感を覚えましたが、今までのクエストでは特に何も感じませんでした。なぜかといったら、視界が狭められているからだと思うんですよね。「ゴブリンを倒せ」だとしてもあの後ろ頭が出っ張ってるゴブリンしか出てこなかったので、「こいつがゴブリンだ」と頭に刷り込まれ、「もしかしたら他のタイプのゴブリンもいるかもしれない」という可能性に気づきにくくなっていました。「村長の依頼をこなせ」も向かった先に村があり、そこで村長が困っていたから「クエストはこれだ」と思い込み、「これをこなさなければならない」という固定観念に縛られていたのかもしれません。
思い描いていたような状況にピッタリ当てはまるものが出てきたとき、人は視界を狭められ、固定観念に縛られて様々な可能性が見えなくなるものですが、ゲーム全体を通してまんまとこれにハマっていたような気がします。恐ろしいことしやがる。友助が「別れよう」と提案したのも、死刑囚+別の「荷物の定義」に該当するような物を同時進行で運ぶためではないかと思います。次の回を見るまでわかりませんが、多分そうでしょう。


さて、次回は八話です。やっと八話?更新が月一ペースで、しかも仕事が忙しいこともあってだいぶ遅れてしまったような気がします。ブロマガが終わるまでには絶対完結するので、見捨てないでください。箱崎さんもそう言ってる。よろしくお願いします。








つづく

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事