雪が降ると子供の頃ははしゃいで新雪のホワホワの中に飛び込む遊びをよくやっていました。大の字で飛び込むと人型に跡がついて、それを「妖精」と言っては喜んでいました。
雨のようにすぐに濡れるわけではないけれど、気付くと服がぐっちゃり濡れているのが雪です。アノラックやヤッケをびちょびちょにしながら、汗をかきつつ飛び回っていました。
雪国生まれの子供達が自分が大人になったなぁと感じる瞬間は、雪が降ると憂鬱な気持ちが混ざってきた時かもしれません。