ーとある一軒家の前ー

 

 

 

ふー……

やるか。

 

 

 

 

 

 

「おぎゃーーーーーー

おぎゃぁぁあーー!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

グラム「……赤ちゃんの泣き声……?」

 

 

 

「!!!大変だ、ガーベラこっちへ来て!!」

 

 

 

ガーベラ「どうしたのそんなに慌てて……その子……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぎゃぁ……

 

あす……おすぅ……どぅもすぅ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前

 

 

 

あ、よし!

こうしましょう

 

神「?」

 

 

育ててくれそうなご夫婦の家に

いい感じで赤ちゃんの俺を届けてもらって

 

で、その流れで育ててもらう。

 

これにしましょう。

 

 

 

 

神「1ヶ月引っ張った割に全然大したアイディアじゃないですね」

 

 

いやでも、これが一番良いでしょう。

桃太郎しかり

一寸法師しかり

かぐや姫しかり

 

そういうのが1番角が立たないとおもいますよ。

 

先人の知恵です。

 

 

 

神「昔話の英雄別に転生してないですけどね」

 

 

 

そうと決まれば親探しです。

候補お願いします。

 

 

神「はいはい、それが2つ目のお願いですね?」

 

 

いや、おかしいですよね?

そもそもまだ俺転生してないんで

さっきはもう生まれてたっていうか

転生してて、それでリセットって事で使いましたけど

 

今は無の状態じゃないですか

だから普通次のスタートラインの状態までは

そっちの負担になるのが妥当じゃないですか?

 

 

 

 

神「あーもうわかりましたわかりました

 

じゃあテキトーに選んだ、子ども欲しそうなご夫婦の所においてきますから」

 

 

 

まぁ、そこは任せます

変な人達じゃなければ。

 

 

神「じゃ1番近場のシャーロック家にしますね」

 

 

おぉ、俺実はシャーロックホームズと誕生日同じなんですよ

なんか縁感じちゃうなぁ