-
続・終物語阿良々木暦の物語は終わった。 地獄のような春休みから始まり、いくつものめぐり合わせを経て、阿良々木暦の高校生活最後の一年間は終わった――かに思えた。 だが卒業式を終えた翌朝、思いがけない事態が起こる。暦は、鏡の世界に迷い込んでしまっていた。 これは、高校生でもない、大学生でもない、そんな時期に阿良々木暦が体験した、終わりの、続きの物語。
-
「終物語」まよいヘル/ひたぎランデブー/おうぎダーク臥煙伊豆湖の振るう怪異殺しに切り刻まれ、阿良々木暦は死んだ―― だが死んだはずの暦は、とある場所で目を覚ます。 そこにいたのは、成仏したはずの八九寺真宵だった。 不思議がる暦に、彼女はこう告げた。 「ここはですね――阿良々木さん。地獄です」 そして暦は自分が死んだ意味を知る。 阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語にして、 すべての「始まり」を知る物語は、ここに締めくくられる――
-
終物語高校三年の十月、阿良々木暦は神原駿河から、 転校してきた一年生の忍野扇を紹介される。 暦に相談があるという扇。直江津高校の図面を作成したところ 不思議なことがあると言い出した。 それをきっかけに、暦の高校生活を決定付けた、 このまま語られるはずのなかった物語が明らかになる……。 これは、阿良々木暦が「何」でできているかを知る物語。 これは、すべての「始まり」を知る物語。