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プラスティック・メモリーズ現代より少し科学が進んだ世界。 18歳の“水柿ツカサ”は、大学受験に失敗したものの、親のツテのおかげで 世界的な大企業SAI社で働くことになった。 SAI社は、心を持った人型のアンドロイド、通称『ギフティア』を製造・管理する企業で、 ツカサはその中でも、ターミナルサービスという部署に配属される。 だがそこは、寿命を迎えるギフティアを回収するのが業務という、いわゆる窓際部署。 しかもツカサは、お茶汲み係をしているギフティアの少女“アイラ”とコンビを組んで仕事をすることになってしまう…。
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WHITE ALBUM2学園祭まであと一月と迫った秋の日の夕暮れ。 崩壊した軽音楽同好会の最後の一人、北原春希は、 放課後の窓際で学園祭のステージを目指してギターを弾いていた。 それは、二年半ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、 卒業までの半年間に成し遂げようとした、ささやかな冒険。 けれど、その拙いギターの音色に、 流れるようなピアノの旋律と、鈴が鳴るような歌声が重なったとき…… 一人からふたりへ、ふたりから三人へと重なっていった新生軽音楽同好会の、 夢のような、夢であって欲しかった半年間が始まった。