甲虫王者 ムシキング -森の民の伝説-
ある森に「森の民」という種族のポポという
少年が、母(ピア)と二人で暮らしていました。
ポポは樹液を取りに森へと出かけるとかつて
父(ペレ)が使っていた「星読み台」に立ち
寄り、父のことを思い出しました。父はポポ
が幼い頃、東の空が赤く光るという現象が起
こると理由も告げず旅立ってしまったのです。
思い出に浸るポポの目に森の一点が歪んで見
えました。そこは「遺跡」と呼ばれる禁断の
場所。ポポが近づくと「遺跡」が輝き始め、
父から渡された「守護者の証」も反応し光を
放ちます。ポポは怖くなってその場から逃げ
だしました。すると、目の前に謎の男(パ
サー)が現れて父のことを侮辱してきます。
ポポは怒りますが、森が不吉で異様な変化を
しているため、パサーを振りきり母の元へと
急ぎました。ポポが家に着くと母は植物のよ
うな姿に変わり果てていて、ポポにこの森を
出るように促し、ポポも父親と同じく「森の
守護者」であることを告げると動かなくなっ
てしまいました。ポポは母を治せるのは父だ
けと思い、探しに出るため故郷の森を出まし
た。すると突然、謎の巨大甲虫(コーカサス
オオカブト)に襲われます。が、一匹の謎の
カブトムシ(ムシキング)が現れてコーカサス
を撃退し、飛び去って行きました。そのカブ
トムシと入れ替わるように、喋る小さ
なカブトムシ(チビキング)がポポの前に現
れ、ポポの仲間になり、二人は共に旅立つこ
とに...。